Nothing But Movies

高校の生徒会長選挙を巡って、一人の生徒を当選させないように色々な手段で妨害工作を行なう物語を描いた作品

ストーリー：カーバー高校で一番の優等生トレーシー(リース・ウィザースプーン)が生徒会長に立候補した。だが彼女は以前教師と不倫し、彼を退職に追い込んでいる過去を持っていた。その教師の親友で、生徒会顧問のマッカリスター先生は、トレーシーが無投票当選して、自分を誘惑するのではないかと疑い、フットボール選手のポールをおだてあげて立候補させた。ところが選挙戦は意外な展開に・・・。

キャスト：マシュー・ブロデリック、リース・ウィザースプーン、クリス・クライン、ジェシカ・キャンベル、マーク・ハレリク、フィル・リーヴス、マット・マロニー、デラニー・ドリスコル、モリー・ヘイガン、コリーン・キャンプ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★　タイトルにだまされちゃいけません

たしかにハイスクールの生徒会長選挙を背景にしたストーリーですが、それだけでは終らない面白さがあります。それは登場人物の一人一人が、必ず自分の周りにはいるだろう嫌な奴、情けない奴、どうしようもないトホホな奴ばかりだからです。彼らが展開するドラマは決してティーン向けではなく、むしろ大人の鑑賞に堪えうるものになっています。ラストはヒリリとさせられますよ。主人公の二人、努力と自身の信念を疑わないリース・ウィザースプーンと、アイドルから実力派に見事に転身したお久しぶりのマシュー・ブロデリックのやりとりが面白い、ヒネリの効いたコメディです。特にリースの上手さが素晴らしい。笑っちゃうくらい嫌な優等生です。難点はこの邦題。こんなタイトルじゃ、まともな大人は見る気をなくします。だからタイトルにだまされずに、是非観てください。

★★★★☆　毒がきついが良薬は口に苦いものなのだ。

一応コメディなのだがかなり毒が効いてて見る人によってはちと、辛いかも。主演のＲ・ウィザースプーンは『キューティー・ブロンド』でブレイクしてしまったわけだがそれ以前から「演技派」としてひじょ～に期待されていた才媛。確かにこの映画や『カラー・オブ・ハート』を見ると他の若手女優とは違ったものを感じます。はっきりいって彼女の演じるこの映画のヒロインはとんでもなく「嫌な奴」なんですね。でも何がすごいといって本人は自分が嫌な奴だとは思ってもいないし人からもそうは見られていないことに揺るぎのない自信を持っているんです。これを説得力をもって演じるのは並大抵ではないと思うのだが彼女、完璧です。ラストはある意味かなり怖かったりしますが。で、このヒロインのネメシスとなるのがＭ・ブロデリック演じる信望あつい教師なわけですが・・・ある意味こっちの方の情けなさが一番痛い。特にモーテルで不倫の相手を待ってそわそわしているシーンとか本当に見ていて辛い。必ずしも楽しいコメディではないけどコメディの形を借りながら中々考えさせられる点の多い作品ではあります。

★★★★☆　ブラックコメディ！見て損はなし！

生徒会長選挙の話で、優等生トレーシーをリース・ウィザースプーンが演じていて、彼女に対抗する教師ジムをマシュー・ブロデリックが演じている。トレーシーは、自分がなりたい自分像をしっかり持っていて、生徒会長にも絶対なると決めている。彼女の選挙活動もかなり派手に行っていて、彼女が生徒会長になるのは確実！でも、ジムは優等生すぎる彼女が気に入らず、選挙活動の妨害を開始する。それが彼の悲劇の始まりで、彼女を妨害すればしようとするほど、彼がどんどん酷い目に合っていく。とってもかわいいリースが憎たらしい優等生を上手に演じています。マシュー演じるジムが墜落していく過程は見ていて痛くなるけど、逆らってはいけないものに逆らってしまった彼のあやまちです。こんな優等生は実際にいそうだし、見過ごせばいいものに関わって破滅するジムみたいのも絶対にいる！星は5つでもいいと思ったのだけど、かわいいリース好きな人のため（イメージが崩れるかも？）とジムに同情という意味で4つにしました。未公開（日本では）映画だけど、すっごく良くできているので、絶対に見た方がいいですよぉ。

作品の詳細