ラブ・ロマンス

Shopgirl/恋の商品価値

スティーブ・マーティンのベストセラーを、本人、クレア・デインズ共演で映画化したラブロマンス

ストーリー:高級デパートの手袋売り場で、忙しくもなく、とりたてやりがいも感じないミラベル(クレア・デインズ)は彼氏もいなくて、お金にもあまり余裕のない暮らし。そんな中、出会ったまったく異なる2人の男性。一人は若くて魅力的だが貧乏なミュージシャン、もう一人は手袋売り場で出会った、お金持ちで学生ローンまで支払ってくれる夢のような世界を与えてくれる父親くらいの年の男。後者を選んで女性として輝いていくミラベルだったが・・・。

出演:スティーヴ・マーティン、クレア・デインズ、ジェイソン・シュワルツマン、ブリジット・ウィルソン=サンプラス、サム・ボトムズ、フランセス・コンロイ、レイチェル・ニコルズ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★☆ ストーリーが・・・

ストーリーはちょっとグダグダですが、そこが逆にリアルなのかも。主人公の女性は「固い」「男っ気なし」な役なんですが,ナンパされて即関係を持ってます。現実も意外とそうなのかも。またクレア・デインズの眉間のシワが怖かったです。スティーブ・マーティンの金持ち紳士っぷりは「素なのかな?」と思うくらい板についてました。クレアの洋服がちょっとアンティークぽいワンピで可愛いです。部屋もおしゃれでいい感じです。女友達のアドバイスに笑いました。楽しい映画ですが、考え方の違いが出るかもと思いました。恋人や友人とワイワイ見るのも楽しいと思います。

★★★★☆ ベタな展開ではあるが

素敵なおじさま、元気だけが取り柄の若者、そして今の自分に飽き足りないデパートの売り子・・・・の、どの人もビジュアル的に美しくない!いやぁ、これはおもしろい。日本の、特に、テレビの場合、そんなみんなかっこよくないでしょ、と言うキャスティングをすることを考えると、まさに、これはリアルだなぁ。いかにも、心の病に苦しみながら、自分の密かな芸術性を守り育てたい、でも現実は暇なデパートの売り子、って顔だし。見事にもてない君の、プーの、貧乏で不潔な若者だし。素敵なお金持ちのおぢさま、というより、要するに金の使い方を知らないコメディアンでしかない、顔だし。だから、ま、リアルなんだろうなぁ。それにしても、「恋の商品価値」とは、むちゃくちゃな邦題だね。どんな人も、その人の人生のたった一人の主役であることは事実。それを忘れがちだよね。本作品は、何気ない、誰にもどこにでもある日常に、「自分が主役」となる潜在的な何かがいつもあること。それを、あり得ないような出来事が引き出す事を示したものだと思う。逆に言えば、そんなあり得ないような出来事がなくっても、いつも自分が主役である人生は、前からそこにあったんだよって、気づかせてくれる。ま、若者の恋愛は、これくらいドジで、美しくない方がリアルでいいな。

★★★★☆ Steve Martinのワンマン映画だが、演出がアナンド・タッカーだから結構Seriousな物語です

本人が原作を書いたとはいえ、『こんなRomanticな作品に主演しちゃ駄目でしょ、マーティンさん。』と思わず突っ込みたくなるほど、Miss Castですね。Storyの内容はReview Titleに書いたようにLove Comedyの範疇よりも、結構SeriousなDramaです。だから私にとって心に残る作品となりました。顔の造りがちょっとゴツクなって「ロミオ&ジュリエット」の頃の初々しさがなくなっちゃったクレア・デインズが都会での生活に虚しさを感じ始めた矢先にいきなり全く何もかもTypeの違う二人の男性と知り合うSituationは正に映画の世界ですが、クレアが異性から見ても至極普通の女性を演じており、非常に好感が持てるので、引き込まれちゃいます。何故、マーティン演ずる金持ちの中年男がクレアに惹かれたのか、説明不足ではありますが、そんな野暮な事はこの際、置いときましょう。最後に一言。予想通りのEndingでしたが、マーティンが言った『仕方がないさ、これが人生なんだ』という最後の台詞がメチャクチャ印象に残りました。人生って、いつもいつもHappyっていうわけじゃないが、全てを受け入れて生きていかなきゃいけないんだとつくづく思い知らされました。

★★★★☆ 不思議な空気

この映画を見終わった後、昔『ナインハーフ』という映画を見たのを思い出しました。似てる?いや似てないけど、似てるような雰囲気はある。すごく好きなのに一緒になれないって悲しいんだけど、報われない愛って常に存在するんでしょうね。でも見ていて歯がゆいし苦しくなるけど、それは映画だから・・・って話で。私は、こうゆう映画好きです。淡々と進んでいくんだけど、淡々と進んでいく中にそれぞれの気持ちが少しずつ変化していく。それが手に取るようにわかる。もう自分は第三者で見てるんだけど画面の中に入っていって、アドバイスしたくなるような場面もある。なんとなく・・・ステキな映画でした。こうゆう映画たくさん見たいです。

★★★☆☆ 掘り下げてほしい、お金持ちの行く末

面白かったけれど・・・。L.A.の高級デパートの手袋売り場で、ぼんやり働いているミラベル。夢は、あるけれど、今のところ現実的でなく、彼氏もいない。そんな中、出会った男性は、若くて貧乏なミュージシャン。思いやりもないが、魅力がないわけでもない。そして、もう一人。お金持ちで、スマートな生活とスマートな愛を与えてくれる、年のかなり離れた男性。そして・・・。ま、ありがちなストーリーですが、お金持ちの男性は、スマートな愛であって、彼の愛は、全て、相手に預けるような本当の愛ではない。女性は、売れなくても、根っからの芸術家であって、傷つきやすく、そして、なにが、愛なのか、自分の中ではっきりしている。そういう男女が出会うと、お互い傷つくしか答えがでない。もっと、お金持ちの男性の、行く末が、どういうものか、掘り下げた方が、面白いし、そういう映画を描ききるのが、やはり映画じゃないかと思うのです。このお金持ちの男性に対して、かっこつけすぎ!と突っ込みたくなります。もっと、じたばたしたら、どうなっていたか、彼は、どう変わるのか、観たい。それが、描き手の勇気じゃないかしら?きっと、脚本は、男性だろうと、チェックすると、驚いたことに、スティーブ・マーティン!しかも、彼、原作の小説の映画化だそうです。びっくり!!芸達者ですね、彼は!気に入ったのは、貧乏なミュージシャンの卵の描き方。きっと、こんな風に変わる男性は、リアルに多いだろうと、感じました。上手いな、と感心。役者も、貧乏で、どことなく、ぼんやりした形の未だない男性が、徐々に、変わっていく感じを上手く演じていました。必見です。後、一番、気に入らなかったのは、途中で入る、ナレーション。いらない〜。誰が、どんな風に感じるかは、観客に任せて欲しい。こう、感じて、みたいな、余計なおせっかいは、気に障りました。女優は、綺麗なようで、綺麗じゃない感じが、愛される中で、美しくなっていく。物語半ばからは、段々、知的な美人に見えて、どことなく色気が漂う感じが、素敵でした。★は3つというより、3.7ぐらい。どこまでも、4つに近い、★★★です。

作品の詳細

作品名:Shopgirl/恋の商品価値
原作名:Shopgirl
監督:アナンド・タッカー
脚本:スティーブ・マーティン
原作:スティーブ・マーティン
公開:2005年10月21日
上映時間:104分
制作国:アメリカ
興行収入:1100万
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