巨匠F.コッポラ×エル・ファニングが誘う、ゴシック・ミステリー!
『地獄の黙示録』『ゴッドファーザー』3部作と映画界に偉大な功績を残している巨匠フランシス・F・コッポラ監督、その最新作がついにベールを脱ぐ。近年『コッポラの胡蝶の夢』や『テトロ 過去を殺した男』と精力的に作品を創出しているコッポラ監督だが、本作はあらゆるミステリー小説の原点といえる作家エドガー・アラン・ポーをモチーフにし、『トップガン』『ドアーズ』のヴァル・キルマー、『SOMEWHERE』『SUPER8/スーパー8』でイノセントな魅力を芳す美少女エル・ファニングを迎え描いたゴシック・ミステリー。
ストーリー:ミステリー小説家ボルティモア(ヴァル・キルマー)が訪れた呪われた街。そこでは、つい数日前に胸に杭を打たれた身元不明の少女が発見されたばかりだった。ミステリー好きの保安官にこの事件を題材とした小説の共著をもちかけられるボルティモア。そしてエドガー・アラン・ポーが宿泊したとされるチカリング・ホテルで起きた過去の凄惨な事件を知る。作家は謎の少女V.[ヴィー](エル・ファニング)に誘われ、時にエドガー・アラン・ポーの幻影に導かれながら、<現在と過去>2つの事件の真相を紐解いてゆく。その先に予想しえない結末が待ち受けているとも知らずに・・・。
キャスト:ヴァル・キルマー、ブルース・ダーン、エル・ファニング、ベン・チャップリン、ジョアンヌ・ウォーリー、デヴィッド・ペイマー、アンソニー・フスコ、オールデン・エアエンライク
★★★★★ ホラーではない
幻想小説かな、ポーといわれればポーにも思える。小説が持っている文章以上の部分を映像化されているかのよう。怪しくて大げさでちょっとチープ、ステキです。
★★★★★ この映画の不思議なところ
素面で真面目に観た時は意味がわからずぜんぜん面白くなかった。が、結構酔ってる時に観たら、ストーリーの不統合性も感じず、すんなり意味が入ってきた。そして良い映画だと思った。夢の中の不統合的なつなぎ合わせが面白いのかもしれない。
★★★★★ 夢と超虚構の最高傑作
文芸系小品三部作の最後、これはやってくれました。夢と超虚構、ファンタジックでホラーでラテン文学でミステリーでコミカルでシニカル。登場人物はどいつもこいつも面白く、人を食ったようなエンディングで思わず大喝采です。あっぱれコッポラ。
★★★★☆ コミカルに観れるゴシックホラーっぽいおっさん映画
とても面白く視聴できました。普通のサスペンスやミステリーかと思って観ると、肩透かしかもです。全てはよっぱらいのおっさんの妄想か、それとも不可思議な土地の魔法なのか。適度にテンポの良い展開と次々と繰り出される謎。どんどんとファンタジーな展開になるかと思いきや、金に困る現実を打破するための展開へと向かう。この現実とファンタジーの配合具合が私には心地よかったです。作家としてあがく主人公も嫌いではなかった。その姿勢がコミカルに見えるのも、面白い。星がひとつ減っているのは、ラスト近くの展開の甘さが残念だったからです。娘の件も保安官の件ももう少しなんとかならなかったのか。どうせなら、あの本を読ませてほしいくらいです。もやもやする。全体的には観てよかったなと思えるものでした。
★★★★☆ 価値観は人それぞれ
酷評する方も多いようですが、自分はこの作品に惹かれてしまいました。コッポラ氏だからどうのではなく、1つの映画として拝見しました。エドガー・アラン・ポーの登場と共に、彼の実際の妻のヴァージニアを、このような形で登場させるところが実に面白い。この作品を見終わってからエドガー・アラン・ポーとヴァージニアをWikipediaで調べてみると、更に面白いですよ。映像、音響に関しても、美しいです。ただ、この時間だけで話を凝縮するのは難しかったのだろうと、この評価にさせていただきました。あと、30分あったら・・・。
★★★☆☆ 幻想的でつかみどころがない
ストーリーとしては過去に起こった凄惨な事件を現在の事件と交えて追っていく形式なのですが、全編通して淡々と進んでいくのでどうにも物語の盛り上がりに欠けています。過去を覗き見る夢の世界をのっぺりとした白黒映像で演出するのはクラシカルな感じが出てて悪くなかったです。問題なのはホラー、ミステリー、ヒューマンドラマ、どのジャンルの視点で見ても中途半端な感じが否めないところでしょうか。ただそのどこにも属せないふわふわした感じがある意味では個性のようでもあり……不思議な印象が残ります。作品全体に漂うエドガー・アラン・ポーへの愛やゴシック感を味わう作品でしょう。
★☆☆☆☆ 三流映画
フランシス・F・コッポラ監督でヴァル・キルマー主演という事で観たが、ホラーなのかコメディなのか、ファンタジーかよく分からない。ストーリーや時代考証もはちゃめちゃで、本当にコッポラ作品なのか?と疑いたくなる。画像もチープな編集の仕方だし、観るに値しない。コッポラ作品として恥じるべき作品。もしかしてアルツハイマーでも患っているのか?じゃなければ、フランシス・F・コッポラ監督でこんな酷い作品は生まれないだろう。一つ星もあげたくない。
作品の詳細
作品名:Virginia/ヴァージニア |
原作名:Twixt |
監督:フランシス・フォード・コッポラ |
脚本:フランシス・フォード・コッポラ |
公開:フランス 2012年4月11日、日本 2012年8月4日 |
上映時間:89分 |
制作国:アメリカ |
製作費:700万ドル |
興行収入:130万ドル |
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