ドラマ

デビルズ・ノット

悪魔は、だれか

全米を震撼させた、3人の児童の猟奇殺人事件。犯罪史上希にみる“未解決事件”の真相に、あなたは気付けるか。

猟奇的な手口で幼い子供3人の命が奪われた”ウエスト・メンフィス3事件”

事件の背景と裁判の模様を生々しく記録したドキュメンタリー映画のテレビ放送をきっかけに、悪魔崇拝者と断じられて逮捕された少年3人が、実はアメリカ史上最悪の冤罪被害者ではないかとの疑いが浮上。ジョニー・デップ、ウィノナ・ライダー、ピーター・ジャクソンといった大勢の著名人が3人への支援活動を繰り広げるなど、社会現象へと発展。20年以上経った現在も真実が闇の彼方に眠る未解決事件に迫った問題作。

ストーリー:1993年初夏、ウエスト・メンフィスで児童の猟奇殺人事件が発生。殺された少年たちは手足を靴紐で縛られ、体には人間の所業とは思えない暴行の痕があった。戦慄した地元住人らはパニックに陥り、全米のメディアは小さな田舎町に押し寄せた。報道が過熱するなか、警察は16~18歳の若者3人を犯人と断定、逮捕した。未成年者の逮捕に激震が広がる中、事件の成り行きに不自然さを覚えた私立探偵のロン・ラックス(コリン・ファース)は独自で調査を開始する。一方、被害者の母親のひとり、パムも裁判を通して浮上したさまざまな矛盾に動揺し、人知れず苦悩を深めていた・・・。

出演:コリン・ファース、リース・ウィザースプーン、デイン・デハーン、ミレイユ・イーノス、ブルース・グリーンウッド、イライアス・コティーズ、スティーヴン・モイヤー、アレッサンドロ・ニヴォラ、エイミー・ライアン、マーティン・ヘンダーソン

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★☆ 魔女狩り?

猟奇殺人。人々の不安、かわいらしい子どもへの同情から、人々は生贄を欲しがる。それは現代のマスコミ、SNS,ツイッタ―での炎上をみても、簡単に再現されること。なんであの証言でこの結論かなあと、映画を鑑賞している私達は冷静に判断できるが、次の被害者は自分や自分の大切な人かもしれないと思うと、早くに恐怖の対象を取り除きたくなり、誰かをつるしあげることで安心を得ようとする。また、周りの人と違う意見を表明する勇気。へたに表明すると表明したものが魔女に仕立て上げられる恐怖。いじめの歯止めがかからなくなるのと同じ。「誰が犯人か」実録だけあって、そこはすっきりしない。ミステリーとして観ると評価は下がる。普通の人がもっている人間のエゴ、闇を描き出した作品として秀逸。良くわからないけど、USAでは再審制度ってないのかなあ?それとも貧困層の子どもたちだから、親も動かなくて、お金もなくて再審請求しなかったのかなあ?そんな貧困はこの日本ではあってはならない、このような裁判はしてはならないと決意したい。デハーン氏目当てで鑑賞。う~ん、何もデハーン氏使わなくともと、俳優の演技力が生かされていない感じが勿体ないと思うので★マイナス1です。

★★★★☆ ネット時代に感謝。映画で分かりにくい点をリアルタイムで調べながら観ました。

アメリカでは非常に有名な冤罪事件を映画化しています。8歳の少年が3人同時に、酷い虐待をされた上に手足を縛られて全裸で水路に沈められ、遺棄されました。犯人は18歳の3人の少年とされ、あっけなく逮捕、裁判にかけられ有罪が確定。ところが。18年も牢獄に繋がれた3被告は、無実でした、その証拠に2011年に釈放されています。なぜそんなことが起きたのか。それをこの映画は描いています。しかし、少し映画は分かりにくいのです。実はこの事件はアメリカではあまりに有名で、おそらく、その有名さは日本でいう神戸児童連続殺害事件のように。しかも、HBOがこの事件のノンフィクション映画を3連作していて、とても高い視聴率を叩き出しました。アメリカでは、言わずもがなみたいな部分があって、そこを省いたのかもしれません。でも当方は前知識がありませんでしたので、wikiや事件についての記事などをスマホで検索しながらDVDを視聴しました。映画には描かれていないこともあまりに多く、それにまさに絶句な悲惨さです。なんだか描ききれてない感じの映画なんですが、やはり映画にしか見せられないこともあります。それは、殺害された少年のいたいけな姿です。愛らしくて愛らしくて。余計にこの事件の真相を明らかにしなくては、と見る側に思わせるのです。

★★★☆☆ 悪くはない

2013年のアメリカ映画。1993年に実際に起きた事件を基にしたノンフィクション本の映画化作品。犯罪ミステリーではあるが真犯人は結局見つからずで終わる。大体犯人は誰かってことは観客にうすうすわかる感じにしてあるが。どちらかというと警察のずさんな捜査や冤罪に重きを置いた感じ。謎解きを期待すると拍子抜け。悪くはない。

★★★☆☆ 期待はずれ・・・

めっちゃ期待していたのですが・・・こんなんよくある話やん、と突っ込んでしまいます。もう少し真犯人側の事情を取り上げたほうが映画的興行的には良かったのだろうなと思います。

★★☆☆☆  実際の事件の背景を知っていると面白いかも

実話だからこそ、結末が納得出来ず、主演のコリンファースが映画を引き締めているも、もやもや感満載の結末。実際の事件に巻き込まれた人物のインタビューを観て、初めて現実にあった不可解な内容にアメリカの司法制度や警察権力の怖さを感じた。

作品の詳細

作品名:デビルズ・ノット
原作名:Devil’s Knot
監督:アトム・エゴヤン
脚本:ポール・ハリス・ボードマン
公開:アメリカ 2014年5月9日、日本 2014年11月14日
上映時間:114分
制作国:アメリカ
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