アクション

ヒート

アル・パチーノvsロバート・デ・ニーロ、二大アカデミー賞俳優が激突する骨太アクション

ストーリー:仕事に憑かれて一般的な家庭生活が送れない刑事ヴィンセント。冷徹無比の犯罪組織のボス、ニール。追う者と追われる者、虚々実々の駆け引きとせめぎ合い。やがて二人はそれぞれの抱える孤独のうちに、奇妙な共感を覚える。だが彼らには避けては通れない運命の直接対決が待ち受けていた。

出演:アル・パチーノ、ロバート・デ・ニーロ、ヴァル・キルマー、ジョン・ヴォイト、トム・サイズモア、エイミー・ブレネマン、アシュレイ・ジャッド、デニス・ヘイスバート、ナタリー・ポートマン

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 熱い

昔映画館で見た作品です。現実的な銃撃戦と登場人物たちのささいな動作、目の動きによる心理描写が素晴らしいです。マイケル・マン監督や俳優陣の良さをじっくり楽しめます。夜、静かに鑑賞するとよいと思います。

★★★★★ 市街地での銃撃戦は圧巻!

以前に観たことがある映画でしたが、市街地でのとてもリアルな銃撃戦がまた観たくなり、購入しました。様々な映画を観ていますが、銃撃戦のリアル感は最高です!アルパチーノとデニーロの演技もそれぞれの個性が光って素晴らしいです。銃撃戦の場面は是非大音量で観てください!

★★★★★ 『濃さ』ここに極まる

マイケルマンという監督は、『人がなぜそのような行動をとるに至ったのか』ということを中心に『人間関係』、『心情』、『人の持つこだわり』、『こだわりを持つがゆえに陥る危険』を丁寧に、そして深く、表現するのがうまい監督だと思う。そして必ず最後は男と男のタイマン勝負であること。つまり男たちの濃い物語であるということである。『ヒート』の後に企業の内部告発を扱った『インサイダー』、モハメドアリの半生をテーマにした『アリ』という作品が出ているが、当然この特徴は出ている。しかし最も色濃く出ているのは『ヒート』ではないだろうか。『インサイダー』では告発しようとする者たち、『アリ』では時代背景とアリ自身、と範囲がやや狭く抽象的である。しかし『ヒート』では出てくるすべての人間の『生活』を無理なく、わかりやすく、織り交ぜているからである。また豪華な俳優も見所の1つであるが(アル・パチーノにロバート・デ・ニーロ、バル・キルマー、ナタリー・ポートマンなど)衣装もすごい。映画のほとんどのシーンでスーツスタイル。ダークな色をサラッと着こなしてかっこいい。さらにシャツの第二ボタンまで開けるなんてことはせずしっかりタイをする。犯罪仲間の中にはかなり太った人も出てくるが、やはりスーツをビシッときめてサングラス。かっこいい。完璧に似合っている。自分に合うものが何であるか見切っている感じ。(専門の衣装家が決めているのだから当たり前と言えるが、たまにひどいのもある。)濃い映画にはスーツの似合う男たちが出ていなければ『濃く』はならないだろう。

★★★★☆ ガンファン必見

男のドラマが展開される傑作です。少し長いのが玉にきずですが…。監督自身が銃好きで、役者が訓練のために射撃訓練をしている時監督が一番楽しんで撃ちまくっていたなんて話がある人です。それだけに銃器描写はなかなかのもので、特に市街地戦でのヴァル・キルマーのリロードシーンには唸らされました。M16系のマグチェンジがここまできれいに描かれているのはあまり見かけません。ガリルやFNCなんて言う珍しいアサルトライフルを見れるのもちょっとポイント。俳優陣も実力派がそろっていて見逃せません。パチーノとデ・ニーロが向き合って会話するカフェのシーンは静かに闘志を燃やし、互いにプロ意識を見せつけあう名シーンです。監督自身の作品を壮大なスケールでリメイクしたこの映画はリメイク作品としてはかなり成功した部類に入るのではないでしょうか。もっとも『メイド・イン・L.A.』はテレビ用の作品だったと思いますから予算面でも全然違ったでしょうが。こんな映画が作られる事はもうないと思うとつくづく今の映画業界が洋画邦画共に残念でなりません。紙一重の生き方をする二人の男の対決は震えます。

作品の詳細

作品名:ヒート
原作名:Heat
監督:マイケル・マン
脚本:マイケル・マン
公開:アメリカ 1995年12月15日、日本 1996年5月25日
上映時間:171分
制作国:アメリカ
製作費:6000万ドル
興行収入:1億8700万ドル
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