アクション

ザ・ロック

 『ビバリーヒルズ・コップ』『トップガン』のプロデューサーコンビ、ドン・シンプソン&ジェリー・ブラッカイマーによる、スリリングなアクション大作

ストーリー:脱獄不可能の刑務所があったアルカトラズ島に、神経性毒ガスを奪ったテロリスト軍団が観光客を人質にしてたてこもった。タイム・リミットは40時間。FBIは化学兵器のスペシャリスト(ニコラス・ケイジ)と、33年前アルカトラズ島を脱獄したという男(ショーン・コネリー)を「ザ・ロック」と呼ばれる鉄壁の要塞へと送り込む。

出演:ショーン・コネリー、ニコラス・ケイジ、エド・ハリス、ジョン・スペンサー、デヴィッド・モース、ウィリアム・フォーサイス、マイケル・ビーン、クレア・フォーラニ、ジェームズ・カヴィーゼル、ヴァネッサ・マーシル

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ エド・ハリス最高

名作!ただただ名作!ドンパチやカーチェイス満載で非常に面白い。何度見ても飽きません。

★★★★★ アクション映画史上に残る傑作

ブラッカイマー&マイケル・ベイの作品と聞くと見るのを躊躇する人もいるけれど、これは胸を張ってお勧めできる。
アクション映画で感動したのはこの作品が初めてだった。彼らの映画らしく、お金はかかっているし音楽はバンバン鳴るし展開も派手だ。なのに見終わった後は、パールハーバーを見た時のような失望からくるため息ではなく、満足感からくるため息が出た。ショーン・コネリーの渋いかっこよさ、ニコラス・ケイジのちょっと頼りない役どころ、エド・ハリスの憂いをおびた演技・・・。彼らがストーリーにぴたりとはまり、緊張感を保つ脚本もとてもよく出来ていると思う。この映画のミソは、悪人が悪人ではないところ。中盤でお互いの主張が交わされる場面は、そのことを強く訴えかける。アクション映画は数あれど、自信をもってお勧めできる作品だ。ラストが気に入っている人は多いと思う。私もその一人で、何度見てもにやりとさせられる。

★★★★★ 最高級の娯楽映画

この映画はかなり賛否両論の分かれている映画ですが、単にアクション娯楽映画として捉える場合、最高の出来であると思います。ショーンコネリーのかもし出すワイルドさ、作品全体に流れている哀愁の漂う雰囲気を代表するエド・ハリス。他の俳優とはまったく違うオーラを持つニコラス・ケイジ。一見ミスマッチなケイジの配役も、作品全体をまとめる良いスパイスになっているのではないでしょうか。また、冒頭からスタッフロールまで続く、壮大な音楽。主題部分は、どこか哀愁漂うこの作品の完成度を高めています。機器やガス玉などにいささかの稚拙さが見られるものの、派手なアクションと、その爆風に隠れるかのように流れている人間ドラマは一見に値する作品だと思います。

★★★★☆ やっぱりエド・ハリスでしょ。

冒頭から過去の傷への物思いにふけながら、なくなった妻の墓へと降りしきる雨の中、決意を告げるエド・ハリスの演技は映画を通じてずっと秀逸の一言につきる。行動を起こした一方で単なるお金目当てのテロリストになりきれず、人道主義を貫こうとして部下との衝突にいたる姿は見事の一言に尽きる。さらに脱出不能といわれたアルカトラズに精通したショーン・コネリーの演技も渋すぎますし、この事件を通じ単なる科学オタクから成長していくニコラス・ケイジの演技もよかった。この三人の演技はずっとカッコよすぎるし、さらにショーン・コネリーの宿敵であるFBI長官ウォマックを演じた故ジョン・スペンサーの演技も光っていた。ストーリーはアクション物としてよくあるパターンかも知れないが、冒頭から引き込まれていく感じはやはり秀作である。

作品の詳細

作品名:ザ・ロック
原作名:The Rock
監督:マイケル・ベイ
脚本:デヴィッド・ウェイスバーグ
公開:アメリカ 1996年6月7日、日本 1996年9月14日
上映時間:135分
制作国:アメリカ
製作費:7500万ドル
興行収入:3億3500万ドル
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