スリラー

ブレードランナー 2049

人間と人造人間《レプリカント》人類存亡に関わる<真実>が今、明かされる

SF映画の金字塔『ブレードランナー』、35年を経て描かれる正統続編

ストーリー:2049年、LA市警のブレードランナー“K”(ライアン・ゴズリング)はある事件の捜査中に、人間と人造人間《レプリカント》の社会を、そして自らのアイデンティティを崩壊させかねないある事実を知る。Kがたどり着いた、その謎を暴く鍵となる男とは、かつて優秀なブレードランナーとして活躍し、30年間行方不明になっていたデッカード(ハリソン・フォード)だった。デッカードが命を懸けて守り続けてきた秘密—世界の秩序を崩壊させ、人類存亡にかかわる<真実>がいま明かされようとしている。

出演:ライアン・ゴズリング、ハリソン・フォード、アナ・デ・アルマス、シルヴィア・フークス、ロビン・ライト、マッケンジー・デイヴィス、レニー・ジェームズ、ジャレッド・レト、デヴィッド・ダストマルチャン、ウッド・ハリス

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ ホワイトノイズ

この映画を一言で表すと「ホワイトノイズ」である。映像美はもちろんだが、この映画の重要な要素は音である。できることなら、サブウーハで地響きが鳴るぐらいの音で鑑賞するのがおすすめだ。要所要所で出てくるアイテム(ガジェット)もこの映画の魅力だ。ストーリーに感動するという映画ではないが本物の人間ではないレプリカントが人間以上に人間を追い求めていくその展開がたまらなく切ない。幾度となくこの映画見を終わったあとに、その内容を振り返ると脳裏にホワイトノイズが流れ出す。

★★★★★ タルコフスキー的な詩情

アクションシーン、未来のガジェット、手強い敵などハリウッドのお決まりを踏襲しながらも前作より抑制気味。火と水に主人公の心情を長々と投影するようなシーンに、タルコフスキーへの憧憬を感じたのは自分だけだろうか。重層的な意味や謎を解いていくため、何度でも観たい名作。こういう世界観を提供したP. K. Dick にも感謝したい。

★★★★★ レプリカントに魂はあるのか?あとジョイが!

人工的に作られた肉体に魂(こころ?)ははあるのか?というテーマは前回と共通のテーマですね。この独特の世界観はやっぱりイイ!!攻殻機動隊のにも通ずる物がありまスすネ。あと。ジョイが可愛くて切なくて。バーチャルだとわかっていも、どうにか、結ばれないものかと願いながら見てしまいました。

★★★★☆ 高尚に作られた続編だが、一番大事なものがなかった・・・

かつての『ブレードランナー』の与えた影響は凄まじいもので、その独特の映像センスは多くの映画・ドラマ作品などに真似されているのだけど、この続編は世界観を守りつつ単なる真似では終わらせていないように思えた。と言うより、進化させようとしたのだろう、とにかく「高尚」に作られている。高尚、即ち「俗っぽくなく、程度の高いこと」と言う辞書的な意味になるが、前作への並々ならぬリスペクトが感じられて好感を持ったのは事実。台詞回し一つとっても、少々高尚過ぎて理解するのがちょっと難しかったが、雰囲気を壊さないようにそのくらいがちょうど良いのかもしれない。だが、前作での最大の謎が「デッカードは果たしてレプリカントなのか?」であったように、人とレプリカントの違い・差異という大きなテーマがあった筈なのに、この続編ですっかり消し去ったのは何故なんだろう?レイチェルが、人間にしか許されない「奇跡」を起こせる存在だったことなど実はどうでも良い話(そういう風にレプリカントを作れば良いだけの話だし、いずれ人類は出産などせずともクローン化されるに違いないのだw)で、前作のそのテーマこそブレードランナーの本質ではなかったか。僕が興味があったのは、実はそこなんだけど、結局そのテーマが消えていることに気がついてからは、映画自体が見かけ上高尚に作られていても、陳腐にしか思えなくなってしまい、最後は寝てしまったという・・・。というわけでよく出来てるから星は4つあげるけど、満点には出来ませんな、これ。

★★★☆☆ 中途半端な印象。

映像は美しく(といっても今どきの映画はたいていそうですが)、音質面では、サラウンドの効果が十分に感じられてよかったのですが、肝心のストーリーについては、「だからなに?」というのが見終わったときの感想でした。ストーリーには一応の起伏はあるものの、メリハリがないというか、全編淡々としていてテンポが悪く、見ていて飽きてしましました。前作のブレードランナーは、一種の芸術作品として完成していたように思われますし、だからこそカルト的な人気を誇っているのだと思うのですが、この作品は、芸術作品にも、娯楽作品にもなれなかった中途半端な作品という印象でした。

★☆☆☆☆ きわめて冗漫、ただただ退屈

近未来ものとはいえ、『トータル・リコール(リメイク版)』のようなスリリングな展開もなく、『マイノリティ・リポート』のような心躍るシーンもなく、『マトリックス』のような脳幹が刺激される哲学もなく、『トロン』のような斬新な映像美を堪能できるわけでもない。ただただチープな映像と冗漫で退屈なストーリーが延々続く。初代ブレードランナーのオマージュなのか、難解さだけは受け継いでいるようで、理解不能な第一級の駄作、B級以下の作品をお探しの方にはオススメである。

作品の詳細

作品名:ブレードランナー 2049
原作名:Blade Runner 2049
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
脚本:ハンプトン・ファンチャー、マイケル・グリーン
製作総指揮:リドリー・スコット
公開:アメリカ 2017年10月6日、日本 2017年10月27日
上映時間:163分
制作国:アメリカ
製作費:1億5000万ドル
興行収入:2億5900万ドル
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