サスペンス

ゾディアック

その事件を追ってはいけない、追えばあなたも必ず嵌まる

カリフォルニアを震撼させた全米犯罪史上初の劇場型連続殺人事件。奇妙な暗号で世界を挑発した犯人は、”ゾディアック”と名乗った。

『セブン』、『ファイト・クラブ』の監督が放つ、実際に起こった未解決事件に基づくサスペンス・スリラー。”ゾディアック”と名乗る連続殺人犯と、その事件の解決に挑む者たち。「殺人」と「真実の究明」という全く逆の立場にいる人間たちが、謎が、謎を呼ぶ事件を巡り、次第にその運命を狂わされていく・・・。ジェイク・ギレンホール、ロバート・ダウニーJr、マーク・ラファロ、クロエ・セヴィニー等、豪華キャストのアンサンブルで贈る至高のスリラー。

出演:ジェイク・ジレンホール、マーク・ラファロ、ロバート・ダウニー・Jr、アンソニー・エドワーズ、ブライアン・コックス、ジョン・キャロル・リンチ、クロエ・セヴィニー、ダーモット・マローニー

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 緊張感あふれる構成

実話ゆえに話がグダグダになっていくにもかかわらず、ここまで緊張感を維持できるのはすごい。アメリカだとこういう話はよくあって、犯人は捕まらず、悪くすると関係ない人が冤罪で死刑になっていたりする。善良なアメリカ人を一番多く射殺しているのは、実は警官と軍人なんですよね。困ったことに。

★★★★★ 映像の見せ方すべてが抜群に巧い。

フィンチャー監督の作品は観たことありませんし、元の事件も知りません。ただ、予告がとてもカッコ良く、気になっていたので観ました。つまり、まっさらな状態で観た感想です。面白かったです。純粋に楽しめました。60年代のアメリカで始まった連続殺人事件を多彩な演出によって魅力ある作品に仕上がっている。そして、殺人犯・ゾディアックからの暗号と殺人予告に挑む男たちのキャラクターも魅力的。特に、新聞社の風刺漫画担当のロバート役のジェイク・ギレンホールのキャラクターはユニークでキュートだ。事件の容疑者に迫るも状況証拠だけだったり、筆跡が違ったりでなかなか真相に近付けず、4年が経つ。4年の月日は「ゾディアック事件はすでに過去」という認識にさせていた。しかしあきらめられない男がいた。それがロバートだった。彼は夢中で昔の資料を探し、家族をほっぽり、関係者に聞き込みをしてゾディアックを知ろうとする。その様子を淡々と描いた作品がこの『ゾディアック』である(おおざっぱ)。で、これじゃあ単なる連続殺人犯を追う男たちの話だが、注目すべきは演出・映像。めちゃくちゃセンス良いよ。60年代のファッションはこうも深みがあって鮮やかなのかと魅せられる。ふつうこの時代を見たら少し古くさく感じだけど、本作はそんなことを微塵も感じさせない。なぜなら映像の視点の切り替えと音楽の使われ方に無駄がなく、映像に映るすべてが洗練されたものに見えるからだ。また、ゾディアックの猟奇性についつい眼がいきがちだが、監督いわくゾディアック事件をあきらめきれない人々の様子がこの作品の本当に味わい深いところである。とにかくフィンチャー監督作品を観ている人には不評だが、私のようにこの作品から入った人には十分楽しめ、飽きさせない作品だ。

★★★★☆ 地味だが好きだな

D・フィンチャーのTVドラマ『ハウス・オブ・カード』に大満足して購入してみた。実は映画公開時には、あまりの淡々とした進行に熟睡したものだが(爆)、あらためてじっくり鑑賞するとノンフィクションのパワーがじわじわ来る。満足。

★★★★☆ 監督にこだわらずに観ると、ドキュメンタリータッチのサスペンスとして一級品

どうしても、監督の名前が売れてしまうと、過去の作品に囚われ、「それ以上」のモノを期待してしまうものです。観客としてはそれは当然のこと。でも、全く監督のことも知らずにこの映画を観たとしたら。実際にあった未解決事件のドキュメンタリータッチのサスペンス映画として、第一級の作品だと思います。入念なリサーチと俳優の鬼気迫る演技で、長時間にも関わらず、あっという間に見せてくくれる力量はさすがです。「犯人は誰なのか?」実際にも未解決だと言うのに、その真犯人は彼ではないか、いや、あの人では・・・と想像を喚起させてもくれます。だから、私は純粋にこの映画は好きです。犯罪モノとしても。そしてロバート・ダウニー・Jr.の衰退してゆく演技も(セルフパロディか?)。ブルーレイではディレクターズカットが販売されていますが、DVDでもぜひ販売してほしいです。って、もうDVDでこの特別版購入してしまっているんですけどね。さて、それでも星4つなのは、こう偉そうにレビューしつつも、やっぱり「監督」にこだわっている自分自身がいるから・・・次回作も期待してます。

★☆☆☆☆ デビッド・フィンチャーは好きな監督だけどこの映画は面白くない。

監督にも作品ごとに狙いがあるわけで、その狙いと、いち視聴者である私の相性の問題だろう。この映画は全くおもしろくなく、何度か睡魔に襲われた。(映像と選曲は実に好みだったんだけども)時間内でオチをつけてくれるか、オチはつかなくとも友人とあれこれ語り合うだけの視点があったりすると私にとっては楽しい映画なんだが、そのどちらでもなかった。

作品の詳細

作品名:ゾディアック
原作名:Zodiac
監督:デヴィッド・フィンチャー
脚本:ジェームズ・ヴァンダービルト
公開:アメリカ 2007年3月2日、日本 2007年6月16日
上映時間:158分
制作国:アメリカ
製作費:6500万ドル
興行収入:8400万ドル
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