すべてを飲み込もうとする異空間、一体何が起きているのか?人類になす術はもうないのか?
ストーリー:不可解な現象が起こる謎の領域「エリアX」がアメリカ国内の海岸地帯に拡大。現地に調査隊が派遣され、元兵士の生物学者レナ(ナタリー・ポートマン)の夫も加わるが、彼らは音信不通となり行方不明になってしまう。やがてレナの夫だけが生還したものの、瀕死の重傷を負っており昏睡状態に。レナは夫の身に何が起きたのか突き止めるべく自ら調査隊に志願し、エリアX内部の未知の領域に足を踏み入れる。そこで彼女が目撃したのは、生態系の突然変異によって生まれた異様な景色と生き物たちだった・・・。
出演:ナタリー・ポートマン、ジェニファー・ジェイソン・リー、ジーナ・ロドリゲス、テッサ・トンプソン、ツヴァ・ノヴォトニー、オスカー・アイザック、ベネディクト・ウォン
★★★★★ 久々の良作SFですね!
近くの劇場にかからなかったので、ブルーレイを予約して楽しみに待っていました。最近はひたすらCGを使ったド派手なシーンだけがウリの作品がほとんどですが、本作のようなシリアス系は生粋のSFファンには堪りませんね!原作テイストに依るところもあるでしょうが、ハリウッドオンリーでは作られないヨーロッパ作品テイストが有って素晴らしい作品でした。『アライバル』や『複製された男』辺りが好きな方はハマる事間違いなしだと思います。
★★★★★ エクスマキナと同様、凄い作品
この監督は既存のSFに新しいリアリティーを持ち込めていると思う。CGをとても効果的に駆使して鑑賞者の潜在意識を揺さぶる。序盤は単純なモンスターパニックものの体をしているが、最終的には今までの固定概念が吹き飛ぶような衝撃的な映像で物語を締めくくる。ケミカルブラザーズがこの監督をお気に入りというのもわかる。彼らのやろうとしている表現と同じようなものを感じる。
★★★★☆ 全滅領域というより、不死領域
アメリカの広大な公園の灯台に飛来した隕石で結界が発生し、その摩訶不思議なエリアを調査する探検隊チームを描いたSF映画。結界の中は、動植物といった生物DNAの情報が反射し、細胞が変化するという設定など、ストーリー自体は中二病感がすごいけど、魅力的★鮫の歯構造を持つアルビノ鰐とか、死んだ人間の意識が融合した人喰い熊とか、見たこともない奇妙なモンスターが登場するのはアメイジング!!全滅領域というより、むしろ死の概念が存在しない世界という感じでした。後半は美術展を見ているような不思議な感覚でしたよね~。結界の描写は、虹色の油膜のようにユラユラ動く感じで、斬新。不満点は、いざ探検に行くときに女性部隊だけというのがやや不自然な事と、あんな誰も生還できないような異空間な世界に入るのだから、ナタリーポートマンが結界に入るときにもう少し“間”が欲しかった(手をかざす仕草とか)。女性たちが探検に行くまでの描写がアッサリしていて緊迫感に欠けたのも残念。神秘的なストーリー、畏怖の念を感じる世界観は凄く良いし、上記の不満に目を瞑れば、大自然の冒険、ホラー、SF、ミステリー・・・とマルチジャンルな映画なので面白いですよ♪
★★★☆☆ 2があるなら許そう(笑)
原作が、ほぼ一人称形式らしいので劇中もさほど起承転結はありません。が、ラストまでの映像美は素晴らしい。引っ張っていくだけの見せ方は心得ていらっしゃる。ラストからはどうなるの?というエンディング(やっと始まったか)なので観ている側は いまひとつ満足感が得られません。プロローグで終わってしまった感じです。
作品の詳細
作品名:アナイアレイション -全滅領域- |
原作名:Annihilation |
監督:アレックス・ガーランド |
脚本:アレックス・ガーランド |
原作:ジェフ・ヴァンダミア『全滅領域』 |
公開:アメリカ 2018年2月23日 |
上映時間:115分 |
制作国:アメリカ、イギリス |
製作費:4000万ドル |
興行収入:4300万ドル |
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