ラブ・ロマンス

天使のくれた時間

あの時「YES」とこたえていたら、ふたりは、どこにいたのだろう。

誰にでも流したい涙がある。全米を温かな、そして不思議な涙に包んだラブ・ストーリー

「今日、何時に帰れる?」「遅くなる。今日は会えない。」誰にでもこんな会話に覚えがあるのではないだろうか?恋人にも都合があり、自分にも理由がある。しかしそんな当たり前の事から取り返しのつかない事になってしまったら・・・。人生が立ち止まれるモノであったなら・・・。もし天使がそんな時間をつれてきたなら・・・。全米でクリスマス・シーズンに公開され恋人達から賞賛の嵐を受けたのが本作『ゴースト/ニューヨークの幻』『シティ・オブ・エンジェル』等の作品にあるファンタジー性と『プリティ・ウーマン』『めぐり逢えたら』の持つ軽快さと愛おしさを併せ持った21世紀を代表するラブ・ストーリーの名作が誕生した。主演は『あなたに降る夢』『シティ・オブ・エンジェル』等で温かな魅力を光らせたニコラス・ケイジ。最近ハードな役柄が多かった彼が実に3年ぶりにラブ・ストーリーに挑戦している。また相手役ケイトには『ディープ・インパクト』で類まれな才能を発揮したティア・レオーニがあたり、その愛くるしい仕草と内面からくる美しさを遺憾なく発揮している。監督には『ラッシュアワーで』ブレイクし、次代のスピルバーグと呼ばれるブレット・ラトナー。アクションには定評のある彼だが本作で恋人の微妙な心の機敏を描き、新境地を開いた。そしてU2の『ONE』、SEALの『THIS COULD BE HEAVEN』、ELVIS COSTELLO、DELFONICSなど最高のアーティスト、楽曲がストーリーを盛り上げる。

ストーリー:1987年。ウォール街で成功をおさめる事を夢見るジャック・キャンベル(ニコラス・ケイジ)は、恋人のケイト(ティア・レオーニ)に見送られ、研修のためにロンドンへ旅立とうとしていた。「ロンドン行きは考えなおして。いますぐふたりの人生をはじめましょう」、空港で涙を見せるケイトに、「たとえ100年離れていても僕らは変わらない」と答えるジャック。だが、ふたりの人生はそれっきりひとつに交わることはなかった・・・。13年後。ジャックは大手金融会社の社長の座につき、優雅な独身生活を謳歌していた。住まいはマンハッタンの超高級マンション、車はフェラーリ。そしてクリスマス休暇も出張でつぶれる仕事漬けの日々。ただし彼自身は、いまの自分の生き方に100%の満足を覚えていた。お金と地位、欲しいものは全て手に入れたはずのジャック。クリスマスイブの夜、仕事の帰り道、スーパーに立ち寄った彼は、不思議な黒人青年のキャッシュ(ドン・チードル)と出会う。キャッシュは「これから起こることは、あんたが招いたことだ」とジャックに言って去って行った。この言葉の意味がわからないまま、眠りにつくジャック。翌朝、目をさました彼は、自分の見覚えのない場所にいることに気付いて仰天する。隣では、13年前に別れたケイトが眠っている。《いったい何が起きたんだ?》狐につままれた思いで表に飛び出したジャック。消えたフェラーリの代わりのワゴン車に乗り、マンハッタンのオフィスを目指す。しかし会社にジャックの名前は無かった・・・。

出演:ニコラス・ケイジ、ティア・レオーニ、ドン・チードル、ジェレミー・ピヴェン、マッケンジー・ヴェガ、ソウル・ルビネック、ジョセフ・ソマー、ケイト・ウォルシュ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ クリスマスに最適の名作

アメリカで最も親しまれた映画 ジェームズ・スチューアート主演の「素晴らしき哉、人生」を彷彿とさせる現代の名作。家族で観ても、一人で観ても癒され、勇気付けられ、優しくなれる。主演のニコラス・ケイジとティア・レオーニの名演も光る。これは常に手元に置いて置きたいDVDです。

★★★★★ 誰かと共に生きる幸せ

前にテレビで見て以来、どうしてももう一度見たくなって買いました。単なるファンタジーやコメディではない、人間の生き方を問う深い映画だと思います。何を幸せと感じるかは人それぞれだけど、私は主人公が選んだ幸せに共感。何度見てもしみじみと泣けてしまいます。

★★★★★ 仕事に疲れたとき、人生の意味を考えるようになったとき、これを見ると世界が変わる

人生の良し悪し、今が幸福なのかそうでないのかは常に私たちを悩ませます。この作品はそんなときに見るといろんな意味でリセットさせてくれる作品だと思います。この作品は恋人を捨てて大成功した男がクリスマスイブに見る奇跡で人生観が変わるという、云ってみればクリスマスキャロルなわけですが、従来の類似作と違うのは入れ替わる前の生活が非常に魅力的で満足げである事です。庶民である我々からすればまさに憧れの生活で、そこに十分魅力がおかれているからこそ後の説得力が違うのです。そして当初はすぐにでも元に戻せと言っていた男が、徐々に徐々に自分が選ばなかった方の暮らし。安物ばかりに囲まれて我慢も多いけれど、笑いが絶えず温かくて眩しい世界に惹かれていく過程の丹念さは、私たちの世界の再評価にもつながり、見終わった後、見慣れた家の中、家族が輝いてみえるほどです。伝えたいメッセージ、テーマが明確であり、それを押し付けがましいセリフにせず、登場人物の行動、表情で描き切った手腕は秀逸。主演のニコラスケイジはこれ以上ないほどハマリ役であり、妻役のティア・レオーニのキュートさは奇跡のレベル。元々可愛い人ですが、この作品のティアの魅力は他の作品では味わえないほど凄まじいです。その他の登場人物全てが魅力にあふれ、まるでこの作品のために生まれてきたように思うほど。無駄なシーンがひとつもなく、その音楽、カット、展開含めてケチのつけどころが見つからない。説明的なセリフなど欠片もなく、役者の演技、表情、間、音楽、カットで伝えたい事を表現し伝える。これこそまさに『映画』です。何度見返しても初めてみるように世界に引き込まれ、知らないうちに泣き、胸と心に溢れかえるほど温かい何かを詰め込んでくれる名作。もう何十回観たかわかりませんが、見る度に違う箇所で感動させられるから驚きますが、この作品がリビングのライブラリーにあるだけで人生の豊かさが変わるんじゃないかと思うくらいの作品です。原題は「The Family Man」ですが、珍しく邦題の「天使のくれた時間」の方がしっくりくる素敵な作品。どなたにもお勧めできる名作だと思います。

★★★★☆ 名作!

ニコラスケイジのコメディが観たくて購入さましたが、ティア・レオーニの奥さん役がドはまり!こんな家庭なら夢も野心も諦めてもいいかなって思いました。結婚生活に希望を持ってみようと錯覚させる作品です(笑)

★☆☆☆☆ うーん?

残念ながら、私には共感できませんでした。せっかく手に入れたチャンスを、もっと大事にできなかったのかなぁ。結局、元のような生活をしつつ、嫁も子供も欲しい、野心だらけの人に見えて。最後も、まずは自分がしたことを謝らないのかしらと不思議でした。まぁ、ファンタジーと捉えたらいいのかな。気持ちの持って行き場が見つからなかったです。

作品の詳細

作品名:天使のくれた時間
原作名:The Family Man
監督:ブレット・ラトナー
脚本:デヴィッド・ダイアモンド、デヴィッド・ウェイスマン
公開:アメリカ 2000年12月12日、日本 2001年4月28日
上映時間:125分
制作国:アメリカ
製作費:6000万ドル
興行収入:1億2400万ドル
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