リアルかつスリリング、過去のいかなるサスペンス作品をも超える衝撃
人気作家ジェフリー・ディーヴァーのベストセラー小説を完全映画化!
『羊たちの沈黙』、『セブン』を始め、サイコ・サスペンスが数多く生み出された90年代。その締めくくりとして、昨年11月に全米公開、初登場第1位、7週連続ベスト10入りという驚異的な大ヒットを記録した『ボーン・コレクター』。映画史上、最もミステリアスで冷酷な連続猟奇殺人犯に挑む主人公2人の斬新なキャラクター設定、犯人像を最後まで絞り込ませない迷路のように張りめぐらされたいくつもの伏線。サスペンス・スリラーの歴史を塗り替えられる、戦慄のマスター・ピースがついに誕生した。
手足の自由を奪われた科学捜査官ライム、彼の手となり足となるパトロール警官アメリア VS 次の犯行現場の手がかりを暗号のように残す連続猟奇犯。
誘拐、監禁そして骨の髄まで恐怖を味あわせてから命を奪う残虐非道な手口の殺し。それは、想像を絶する連続猟奇殺人事件。恐怖に震えるマンハッタンで次々と発見される、人間の形を成さない異形の屍。そして、現場に残される次の犯行を暗示する奇形でミステリアスなメッセージの数々。”悪魔のゲーム”を仕掛けたシリアル・キラーの目的とは、一体何なのか?。この恐るべき難事件の次なる犯行を阻止するために必要とされる男。ズバ抜けた鑑識能力を持つ科学捜査のエキスパート、リンカーン・ライム。しかし、彼は事故で骨髄を損傷し、手足の自由を奪われていた。彼が動かせるのは、両肩と一本の指のみ。そんな彼の目となり足となって凄惨な犯罪現場に赴き、天才的な臭覚をを生かすパトロール警官アメリアとの緊迫した駆け引き。あらゆる角度から行われる現場検証、様々なハイテク機器を使い分析される物的証拠、推測される次の犯行現場とその時刻。そして捜査線上に1900年代初頭に書かれた古書が浮かび上がった。
一人、また一人…、 コレクションが増えてゆく。
ストーリー:科学捜査官のライム(デンゼル・ワシントン)は、4年前に傷を負い手足の自由を奪われてしまう。ある日、パトロール警官のアメリア(アンジェリーナ・ジョリー)が無惨な変死体を発見。ライムは協力を求められ、動けない彼の代わりにアメリアが現場検分を行うことに。難解なメッセージを残し、次々と猟奇殺人を繰り返す犯人。そして明かされた驚愕の事実とは?!
キャスト:デンゼル・ワシントン、アンジェリーナ・ジョリー、クィーン・ラティファ、マイケル・ルーカー、エド・オニール、マイク・マッグローン、リーランド・オーサー、ルイス・ガスマン
★★★★★ スリルに満ち溢れている
時代的にも猟奇殺人を描く映画も飽和状態。飽きられていた時期に決定打になるような名画が登場した。まず、首から下が動かない男が主役という無理筋を違和感なく通せる展開に舌を巻く。ハリウッド式のご都合主義な展開はあるのだが、そういう不満を封じ込めるだけの力があるのが良かった。ヒロインたるアンジェリーナジョリーも、このときは新人で今のような我の強さが滲み出ていないので、素直に楽しめるのも好印象。配役も上手くまとまっている。犯人像も上手く分からないように仕立て最後まで緊張感を保てたのも良かった。こういう物語はインパクトが重要。粗探しをさせないテンポの良さも◎。ハナから面白くないと斜め80度くらいから見れば駄作になるが、所謂、猟奇殺人犯を追い詰めるミステリーモノが好きな人なら無問題ですよ。
★★★★★ 謎解きと再生
デンゼル・ワシントン、アンジェリーナ・ジョリーが素晴らしい!若い!以前観たことがあリますが、二人のファンなのでもう一度観たくなり購入。大正解! 二人の演技、特に表情!はもちろんストーリー、映像とも古臭さが感じられない。繰り返し3回再生し都度発見あり。おすすめします。
★★★★☆ 洗練された映画
2人のコンビが1人の連続殺人犯を追う。昔は比較的斬新であったのを憶えている。ただ、今観ると目新しい要素は少なく、映画というよりも現代のサスペンスドラマに近い。これはこの作品が凡庸という意味ではなく、この作品が後の作品の教科書的存在となっていることを示している。頭脳明晰な下半身不随のリンカーンと女性警官のアメリアが協力し連続殺人犯を追う姿は、『羊たちの沈黙』や『セブン』っぽさをどことなく感じる。犯人がメッセージを残している点でオリジナリティがあり、知的な人間として描かれ怖さはないが、サスペンス・スリラーとしての完成度が高く常にスリリングだ。ただ終盤で下半身不随のリンカーンにボコボコにされる点ではすこし残念であった。とにかく役者の演技が素晴らしく、デンゼル・ワシントンは、麻痺した身体を良く演じていてリアリティがあり、動かない身体と目まぐるしく働く頭脳のギャップに対する苦悩とフラストレーションが良く表現されている。アメリア演じるアンジェリーナ・ジョリーも初の主演作品でありながら、男社会で居場所を見つけようとする女刑事の正義と恐怖で揺れ動く心がよく表現されている。無駄のない洗練されたストーリーと魅力的なキャラクター。今観ても十分楽しめる良い作品だ。
★★★☆☆ 映画単品では分かりにくい
ジェフリー・ディーバーのこのリンカーン・ライムシリーズは何作も出ていてずっと読んでいた。一作目の人間関係詳細は思い出せなかったのである程度は新鮮に観ていられたが、分厚い本を2時間前後にまとめるのはちょいと無理があったように思う。原作をベースに映画化した際にあちこち辻褄合わなかったり映画には不要だったりが散見してたのを気付かぬフリして付き合い続けてたけど、さすがに引っかかり過ぎて書かずに居られなかったのはアメリアが老司と孫を救出しようと海に飛び込んだシーン。その後のシーンで何事も無かったかのように乾いたニットとジーンズ姿…いやまだ濡れネズミ状態なハズなのに、真っ先に飛び込んだのに、おかしいでしょ。でもまあそれなりに楽しめたけど、映画だけ観て楽しめるのかは疑問。
作品の詳細
作品名:ボーン・コレクター |
原作名:The Bone Collector |
監督:フィリップ・ノイス |
脚本:ジェレミー・アイアコーン |
原作:ジェフリー・ディーヴァー『ボーン・コレクター』 |
公開:アメリカ 1999年11月2日、日本 2000年4月15日 |
上映時間:118分 |
制作国:アメリカ |
製作費:7300万ドル |
興行収入:1億5100万ドル |
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