さよなら、フランキー
2歳の弟が死んでしまった時、残された姉妹の願い、それは・・・。
これまで3度のアカデミー賞ノミネートに輝く巨匠ジム・シェリダンが、何年もの歳月をかけ自身の生い立ちをベースに脚本を綴り、監督・制作をも手掛けた感動の半自伝ストーリー。
ストーリー:ニューヨーク、世界中から人々が希望を抱いて集まってくる街。アイルランドからやって来た一家、売れない俳優のジョニー(パディ・コンシダイン)と妻のサラ(サマンサ・モートン)、そして幼い姉妹クリスティとアリエルも例外ではなく、夢を求めてこの地へやって来た。どんなに貧しくて苦しい生活でも、姉妹にとってニューヨークは新鮮で魔法のような楽しい出来事に満ちた場所であった。だがしかし、ジョニーとサラは無邪気な姉妹に惜しみない愛情を注ぐ反面、一人息子の悲劇的な死という辛い過去に縛られ、葛藤していた。そんなある日、姉妹の純粋な心と、アパートの部屋に閉じこもる”叫ぶ男”との出会いが、一家に思いがけない奇跡と再生をもたらすことになる。
出演:パディ・コンシダイン、サマンサ・モートン、サラ・ボルジャー、エマ・ボルジャー、ジャイモン・フンスー、メリーナ・ミルサップ、エイドリアン・マルティネス
★★★★★ 心温まる
幼い子どもを失った家族の再生ストーリー。姉妹がとても健気で可愛らしい。家族をとりまく登場人物も貧しいが心優しい。一見の価値大いにあり。
★★★★★ 乗り越えて生きていく
貧困とストレスの中、明るく過ごそうとする、心に傷を持つアイルランド移民の家族の物語。時には疎ましく、しかし掛け替えの無い存在である「家族」。エンディング曲もとても良かった。久々に買って損無しの秀作映画。劇中、長女がイーグルスの「ならず者」を唄うシーンがあったが是非和訳を入れて欲しかった。あの歌詞の中に家族の思いや状況が集約されていた様な気がする。娘役の2人が実の姉妹というのも微笑ましい。最近色々と家族がおかしな事になってる日本社会この映画をみて何かを感じて欲しい。そこに居る人達を大事にして欲しいお互いが少しで良いから優しくなればきっと上手くいくはずです。
★★★★☆ 素直な心で気持ちよく感動する
人間ドラマとして、単純に感動できました。子役も含めて役者の演技もすばらしく、ちょっと「奇跡」的なエピソードを織り交ぜながらも、ノンフィクションとしての説得力もありました。アメリカに移住した移民の苦労話映画は数あれど、重くもなく軽くもなく、絶妙なさじ加減の演出でお涙ちょうだい・同情話にしなかったシェリダン監督に清き一票を投じたいと思います。
作品の詳細
作品名:イン・アメリカ/三つの小さな願いごと |
原作名:In America |
監督:ジム・シェリダン |
脚本:ジム・シェリダン、ナオミ・シェリダン、カースティン・シェルダン |
公開:アメリカ:2003年11月26日、日本:2003年12月13日 |
上映時間:106分 |
制作国:イギリス、アイルランド |
興行収入:2500万ドル |
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