■パイロットのエリート集団”トップガン”
7トンもの兵器を搭載しながら、1分で3万フィー卜も飛翔し、音速の倍以上のスピードを出す、米海軍が誇る世界最強の戦闘機 F-14卜ムキャット。早朝のサンディエゴ・ミラマー海軍航空隊基地に、この鋼鉄の弾丸怪鳥1機が銀色に輝く雄姿を現した。耳をつんざくジェット・エンジンの唸りを物ともせず、コクピットに乗り込みキャノピーを下ろす若き中尉、マーベリックとグース。地上のクルーに親指を立てて見せ、滑走路に F-14 をタキシングさせた2人は、管制塔からのゴー・サインを待った。ジェット・エンジンの排気熱で陽炎の中に揺れていたトムキャットが、機体を持ち上げたかと思った瞬間、マッハの弾丸怪鳥は暁の大空へ向かつてテイク・オフしていた。2条の白煙だけを残し、刹那に2000 フィー卜上昇したトムキャットは、右に急旋回すると、果てなき紺碧の空へ戦いを求めて姿を消した。武器戦闘機訓練校の若き士宮マーベリックとグースは、これから5週間に渡る想像を絶する苛酷な訓練へと旅立つたのだ。パイロットしては世界ーといわれる米海軍から、えりぬかれたエリート士官、”トップガン”になるために/それは士宮として、最高の名誉を得るための、男としての挑戦でもあった。
■強力でフレッシュなスタッフ・キャスト
『愛と青春の旅だち』のドラマを越え、これまでの他作品のジェット・スカイ・アクションの迫力を抜きさったと激賞されているのが、この『トップガン』だ。トップ・ガンを目指すパイロット、マーベリックに扮するのは、『タップス』でティモシー・ハットンの親友を、そして『卒業白書』では主人公を演じ、YAスターの中でも実力と人気を兼ね備えた俳優として出演依頼が殺到しているトム・クルーズ。彼と共にトムキャットに乗り込むレーダー傍受士宮グースには『ガッチャ!』のアンソニー・エドワーズ。また、『刑事ジョン・ブック/目撃者』でハリソン・フォードと恋におちるヒロインを演じ、この一作でトップ・スターとなったケリー・マクギリスが、敵機の性能について訓練生達に講義する航空物理学博士を演じているのも話題になっている。
監督は、『エイリアン』、『 ブレードランナー』のリドリー・スコットの弟である卜二一・スコット、製作はドン・シンプソンと、『さらば愛しき女よ 』、『キャット・ピープル』、『ミスター・タンク』などの問題作を次々に手掛けているジェリー・ブルックハイマーなど、スタッフ・キャスト共に話題作にふさわしい、強力でフレッシュな顔ぶれとなっている。米海軍の全面協力を得て、普段は軍関係者以外立ち入ることのできない原子力航空母艦エンタープライズ号上での撮影が許可された他、実際にトップガンの司令官をしているボブ・ウィラードの創案した一大空中戦を、より選ったパイロット達の操縦による戦闘機によって撮影するといったように、これまでの映画では見られなかったリアルで迫力あるシーンが、次々にスクリーンに展開、あたかも自分が卜ムキャットのコクピットに座っているような体験を昧わえるとセンセーションを巻き起こしている。登場する戦闘機も卜ムキャットの他、F-5 タイガ一、A-4 スカイホークなど多種多彩である。また、主演のトム・クルーズは脚本を読んで心を打たれ、役作りに専念するためトップガンの訓練に実際に加わった上、曲芸飛行で世界的に有名な”ブルー・エンジェルス”のコクピットに乗り込み飛行経験を積んで、本番での卜ムキキャットの飛行に備えた。
ストーリー:米海軍が設立した「トップガン」と呼ばれるエリート・パイロット養成訓練所に、マーベリックをはじめとするトップレベルの男たちが集結した。実戦さながらの厳しい訓練に明け暮れる彼らは、飛行技術を競い合う良きライバル同士になっていく。マーベリックは美しい教官チャーリーと恋に落ちる。何もかもが順調だった矢先、彼の操縦機がジェット後流に巻き込まれ、同乗していた親友を失ってしまう。自信をなくしたマーベリックはトップガンを去る決心をするのだが・・・。
出演:トム・クルーズ、ケリー・マクギリス、ヴァル・キルマー、アンソニー・エドワーズ、トム・スケリット、マイケル・アイアンサイド、ティム・ロビンス、エイドリアン・パスダー、メグ・ライアン
★★★★★ 今じゃ懐かしいけどイイね
映画館で見て、地上波でも何度もやってるのでもう何回見たかなって感じですが飽きないですね。ストーリーはベタなところがありつつも、リアルな展開もありあっという間の1時間49分。時代は流れてF-14は既に過去の機体になってしまいましたが、この映画を見てプラモ製作に励んだり、パッチを集めてフライトジャケットを作ったのも楽しい想い出。アドバーサリーのF-5がMig-28ってのは時代だなと思いますが、戦闘機好きには堪えられない映像の連続です。小物ではトムの乗るGPZ900Rニンジャも超憧れなバイクでした。最近の空戦だとドッグファイトでガン撃つよりは誘導弾で一撃必殺という流れでしょうが、実機を多数使っての接近戦映像はやはりシビレます。戦闘機や飛行機が好きな人は絶対見るべき作品です。
★★★★★ やっぱ最高ですね
上映当時、映画館で見てすごい衝撃を受けた映画だった。その後は御多分に漏れずフライトジャケットも来てたし、サングラスももちろん。ロックオンって言葉も流行ったし、使うようになったのもこの映画からで今でも使われることありますよね。これぞ娯楽映画って感じで、普通に爽快にみられます。戦闘機はかっこいいし、ドッグファイトのシーンは迫力満点。トム・クルーズもかっこよく、音楽も最高。男子なら一度は見ておく映画のひとつと思います。他の方が酷評している吹替え版は見たことない(見る気も失せましたが)ので分かりませんが、この映画は字幕で十分楽しめます。翻訳を端折ってるとこも簡単な英語なので通じるかと。ストーリー的には単純な映画ですが、とにかく爽快に見られる1品です。
★★★★★ か、かわいい・・・(*’▽`*)
言わずと知れた、全世界を熱狂させた映画。もう、かっこういいの、なんのって。強がり→本当の恐怖と相棒を失った自責・喪失感→そんな自分に打ち勝って、本当の男になる、その間自分を支えてくれる存在に気づき、助けて助けられてという本当の強さを知るという、王道の成長譚。それが、CGじゃなく、米軍の全面的協力を得て、本当の飛行等の映像を織り交ぜて描かれる。抜ける空の青さ。雲の厚み。海の輝き。時に虹のように見える光。そして最高にアゲアゲの音楽。バラードでさえ、ロマンチックかつアゲアゲになる。そんな舞台装置に、見劣りするどころか、光る男たち。もちろん、その筆頭格はトムクルーズ様。はぁ、もうため息しか出ない。なんだけど、最近の渋さが加わったお姿を見慣れているせいか、主演のトム様がかわいく見える。1粒で2度おいしいって、このこと?再見する価値があると思います。
★★★★☆ 素直に映像と音楽で楽しむべし!
まず映画冒頭の導入部の映像が秀逸。夜明けの薄明かり、甲板に立ち上る蒸気や煙、背景に流れる音楽、スローモーション映像、これらが芸術的に組み合わさり幻想的な映像になっている。このシーン、空母の甲板上で作業員が発着艦準備をしてるだけなのだが、これが異様に格好よくて印象的。この冒頭シーンで映画に一気に引き込まれる。ストーリー性に関しては、おそらく批判的な意見が多いと思う。ただ、個人的にはこの映画に関してはストーリー性はどうでもよい。友情、恋愛、死、成長、ありとあらゆる要素が盛り込まれているが、そんなものを深く考えずとも映像とバックミュージックだけで十二分に楽しめる。冷めた目で観れば、内容のない単純娯楽映画。ただ、映画自体がそもそも大画面、大音量で楽しむために観る娯楽である。内容のないアクション映画こそ王道。
作品の詳細
作品名:トップガン |
原作名:Top Gun |
監督:トニー・スコット |
脚本:ジム・キャッシュ |
公開:アメリカ 1986年5月16日、日本 1986年12月6日 |
上映時間:110分 |
制作国:アメリカ |
製作費:1500万ドル |
興行収入:3億5300万ドル |
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