ジョニー・デップ主演、スティーヴン・キングの原作「秘密の窓、秘密の庭」を映画化したサスペンスミステリー。
ストーリー:人気作家モート・レイニー(ジョニー・デップ)の前に、謎の男シューター(ジョン・タトゥーロ)が現れた。男は自分の小説が盗作されたと言い、覚えのないモートにつきまとう。やがて、シューターの姿を見た者や正体を探る者が、次々と命を落とす。ただ一人、モートを除いて・・・。男は何者なのか?本当の狙いは何なのか?全編に張りめぐらされた謎解きの伏線、かつてない戦慄、そして予測不可能の結末が・・・。
出演:ジョニー・デップ、ジョン・タトゥーロ、マリア・ベロ、ティモシー・ハットン、チャールズ・S・ダットン、ジョン・ダン・ヒル、レン・キャリオー、エリザベス・マーロー、マット・ホランド、ジョーン・ヘンニー
★★★★★ 面白かった・・・
結構、面白く見ました。原作者の作品の傾向から、かなり早い段階で筋が読めたという方も多かったですが、自分は全くそれが分からなかったので、ずっと映画の内容に没頭して見てました。かなり後半になって、「2人で居たところを見たはずだ」と尋ねられた人が、「いや、1人だった」というあたりで、ようやく「あれ?」と気付きました。元奥さんが、初めて見る元夫の異様な態度と表情に恐れおののくラストのほうは不気味でした。
★★★★★ Don’t go back!
Turn around! Don’t go back!という内なる声、そしてジョニー・デップの殺気あふれる顔のどアップとワイパーの音で始まる最初はワクワクします。原作はかのスティーブン・キングですが、映画のほうが登場人物が魅力的に描かれていて、特に主人公のモートン・レイニー役はジョニー以外は考えられないほど、ものにしています。すごいどんでん返しと結末が待っていますが、追い込まれ、変貌する作家の3日間をジーンズとシックな色のファッション、静かな演技で魅せるこの映画は、ジョニーの作品の中ではある意味彼らしさが出ていて、そこにも引き込まれます。ドリトス(トルティーヤチップス)が好物として何度か登場するのですが、見た後で必ず食べたくなる。傍らに置いて観ることをお勧めします。物語の中心となる湖畔のコテージがかっこいい。
★★★★☆ 多重人格がミステリアスに描かれている
多重人格、幻覚、妄想が、ミステリアスにうまく描かれており、見ごたえがある作品だと思います。『シャッター・アイランド』や『ドリーム・ハウス』とはまた違い、親子ファミリー内容ではない、治療するための医療機関は登場しない、主人公一本に絞った内容が、よりミステリアスにさせていると思います。
★★★★☆ ジョニーはやっぱり演技派です!
このお話、内容としてはよくあるサイコサスペンス!おちもびっくりするほどのことはない・・・・カモ。でも、ジョニーの演技でキャラクターはびっくりするぐらい厚みが出てます。始めは、売れっ子だけどその実情けない中年作家の男を演じて、その男が追い詰められて恐怖のあまりわれを失っていく様を演じ、ラストへ。そして、最後に現れるもう一人の凶器的男。そのときのジョニーの演技!眼!眼だけでそれを使い分けるのよ、ジョニーは。それを観たらそれで十分だと私は思う!コレだけすべてを演じ分けられるジョニーはやはり演技派!素晴らしい!たまには、ストーリー抜きで演技を観るってのもいいんじゃないかなぁ~。
★★★☆☆ 孤独と狂気
秘密の場所、孤独、狂気。キングの世界観は充分に伝わってきました。サスペンスを引き立たせる音楽もすごく良い。
★★☆☆☆ 全体の雰囲気は良かったのですが・・・
偶然昨日『シャイニング』を観ていたので、主人公が作家で「レッドラム」や「シューター」の文字遊び?も似ているな~と思っていたら、原作が同じキングだったのですね。映画自体はなんかとても普通でオチも早いうちからわかってしまって残念でしたが、両作品に通じる、作家が抱えている狂気。キングの内面もこうなのか、などと思ったら途端にうすら怖くなりました。ラストはジョニーの演技と相まって背筋がぞくっとしましたが、この感じが全編を通して感じられたらな~と少し残念に思いました。
作品の詳細
作品名:シークレット・ウインドウ |
原作名:Secret Window |
監督:デヴィッド・コープ |
脚本:デヴィッド・コープ |
公開:アメリカ 2004年3月12日、日本 2004年10月23日 |
上映時間:96分 |
制作国:アメリカ |
製作費:4000万ドル |
興行収入:4700万ドル |
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