スリラー

ツイスター

自然、それは常に優雅なバランスを保ち、悠々として雄大に私たちを包み込んでいる。しかし、時にその調和は乱れ、私たち人間に襲いかかる。アメリカの神話の中で無敵の位置を占め、不可解で抑えることのできない最も恐ろしい殺人者として放置されてきた自然現象。地震よりもその激しさは正確を極め、ハリケーンよりもその範囲は無限に及び、火事と異なりそれに対抗する手段はなく、洪水と異なりその恐怖は突然襲いかかる。空から渦を巻き、唸り声をあげ、凄まじい破壊力で行く手にあるすべてのものを抹消してしまう竜巻・・・、その脅威の前で人間は、狂暴に突き進む竜巻の選んだ道から免がれることを祈りがら、なす術もなく安全な場所へ逃げ込むしかない。

1996年夏、ついに頂点に達した自然の怒りは「ツイスター」となって、容赦なく人間たちに襲いかかる。だが、逃げまどう人々の他に敢然と挑む科学者たちがいた!『ジョーズ』によって映画界を席巻したスティーブン・スピルバーグ。彼が、20年後に、またしても映画界に大事件を巻き起こし、全世界の人々をパニックに陥れる。『ジュラシック・パーク』で恐竜を蘇らせた彼の原点は、自然の脅威にさらされる人間の弱さにあった。『ジュラシック・パーク』の真の創造主でもあるマイケル・クライトン自らが脚本にあたり、恐竜を生み出した科学の力を遥かに超越する竜巻の威力を描き出す。そして究極の映像をスクリーンに実現するために「スピード」で、けた外れな監督デビューを飾ったヤン・デ・ボンが呼ばれた。主演は、フレッド・ヘイズ飛行士として『アポロ13』に乗り込んだビル・パクストン。従来のデータでは満足できず自ら竜巻の渦中へ向かい、いつしかその計り知れない力を人間界に利用することを志す科学者チームの一員を演じる。今ここに、『ジュラシック・パーク』のクリエイターたちと「スピード」の監督という映画界最高のスタッフが集結し、自然界最強の竜巻に挑む!

出演:ヘレン・ハント、ビル・パクストン、ジェイミー・ガーツ 、ケイリー・エルウィス、ロイス・スミス、アラン・ラック、フィリップ・シーモア・ホフマン、トッド・フィールド、ジェレミー・デイビス、アレクサ・ヴェガ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 巨大竜巻に飛び込む命知らずの研究者

これは天災パニックものではありません。勘違いしている人も多い。巨大竜巻から逃げるのではありません。巨大竜巻ハリケーンを研究するもの達がハリケーンを追いかけて飛び込む話です。ハリケーンが発生するであろう予測地点に向かう、すでに発生した巨大ハリケーンに近づき、機材を置いてくるだけの単純な話だが、そのハリケーンがリアルで規模がデカい。本当にこんな研究者たちがいたのだろうか。牛を飲み込み目の前で牛が宙を舞ってる、巨大なトラクターが打ち上げられて回転してる、そこに近づくんですよ。これは正体不明のモンスターに立ち向かい、正体をあばいてやろうって話と思って見て欲しい。くだらないパニック映画ではありません。

★★★★☆ ディザスタームービーの傑作。

ちょっと貧乏な研究チームが竜巻研究のために悪戦苦闘する物語。90年代では、『ボルケーノ』や『ダンテズ・ピーク』など、自然災害を題材にした映画が連発していたけど、この映画が1番好きです。また竜巻だけではなく、主人公の離婚問題や夫の再婚など、色恋沙汰のスパイラルにも巻き込まれます。ストーリー展開は今見ると結構突っ込みどころが多いですが、そんなことは気にならないくらい面白いです。またヘレン・ハントのなんともいえない色気を堪能できる映画でもあります。

作品の詳細

作品名:ツイスター
原作名:Twister
監督:ヤン・デ・ボン
脚本:マイケル・クライトン、アン・マリー・マーティン
公開:アメリカ:1996年5月10日、日本:1996年7月6日
上映時間:113分
製作費:9200万ドル
興行収入:4億9400万ドル
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作品に出てくる英語

northeastward:【副】北東に
folks:【名】人々
extend over:~に広がる
dry line:乾燥線:水蒸気前線の一種
lifted index:リフティド指数:発雷強度を示す指数
reading:【名】(計測器の)測定値、表示数値
hold one’s horses:あせる気持ちを抑える
stall:【動】失速する
rotation:【名】回転
crease:【名】しわ
storm chaser:(研究のために)竜巻や嵐を追いかける人
manly:【形】男らしい
grant money:補助金、助成金
wig:【話・動】動揺する、怒る
prodigal son:道楽息子
line up:準備する
act up:【句動】(機械が)正常に動かない
jam:【動】詰まらせる
not much for~:~はあまり好きではない
have a hand in:(活動・企画に)参加する
measurement:【名】計測、測定
velocity:【名】速度
flaw:【名】流れ、移動
asymmetry:【名】非対称
advance:【形】事前の、あらかじめの
cap=capillatus:【名】積乱雲
creek:【名】小川
tag along:一緒について行く
tops:【副】最大で
spare:【動】救う
orthographic:【形】正投影の、正字法の
telemeter:【名】遠隔計測機
unrealized:【形】まだ実現されていない
get a grip oneself:自制する、しっかりする
enlighten:【動】知らせる、教える
on-board:【形】搭載・内蔵された
through with:(仕事などを)終えて,済んで
kiss-butt/ass:【卑・名】こびへつらう人
wacko:【俗・名】変わった人
barometer:【名】気圧計、圧力計
not that~:not that以下というわけではない
saddle up:準備する、装備する
feeling of inadequacy:自分には価値がないと思う感情
resent:【動】腹立たしく思う
mammatus:【名】乳房雲
spike:【動】急上昇する
bite someone’s head off:(人に)くってかかる
stability:【名】(人の)信頼性、安定性
bear:【動】向かう、進む
intercept:【動】傍受する、横取りする
lose one’s nerve:おじけずく、取り乱す
pick up:【句動】増す
fashionably late:適度に遅れて
coverage:【名】(保険の)補償
liability:【名】賠償責任
a close call:危機一髪
updraft:【名】上昇、上昇気流
veer:【動】進行方向を変える
dissipate:【動】消える
pronounced:【形】顕著な、目立った
gust【名】突風
sidewinder:【名】横からの一撃
deploy:【動】配置する、展開する
motility:【名】運動性
stand on one’s head:何でもする、できる限りのことをする
due:【副】ちょうど、真~
clouded:【形】曇った
flanking:【形】側面にある
drunkard:【名】酔っ払い
floor:【動】(アクセルを)目いっぱい踏み込む
jet:【名】噴出
inflow:【名】流入
pit stop:(長距離ドライブの途中の)休憩
crave:【動】~を強く欲しがる
sustenance:【名】滋養、栄養
slaughter:【動】食肉処理する、虐殺する
devise:【動】(装置を)考案する
wiener:【俗・名】うっとおしいやつ
rue:【動】(過去を)後悔する
imminent:【形】差し迫った、目前に迫った
valiant:【名】勇敢な人
stumble out of:よろめきながら出てくる
apparel:【名】衣服
stroll up:ふらふら歩く
chuck:【動】ほうり投げる
a tissue of lies:うそ八百
intensity:【名】強烈さ
keep one’s side of the bargain:一方の当事者としての責任を果たす
pine for~:~に恋焦がれる
likewise:【副】同じく、同じように
detour:【名】回り道、迂回路
debris:【名】(破壊されたものの)破片、がらくた
tailgate:後部開閉板
cone of silence:無信号円錐域
max out:(成長が)最高度に達する
coverage:【動】合流する、集中する
disturbance:擾乱:大気が乱れる現象
hail:【名】(気象)あられ、ひょう
scatter:【動】まき散らす
hindrance:【名】妨害、邪魔者
stagger:【動】よろめく、ふらつく
sidewipe:【動】横殴りする
in excess of~:~を上回って
level:【動】(建物を)完全に破壊する
anchor:【動】(しっかりと)固定する

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