スリラー

ブラックダリア

アメリカ文学界の狂犬、ジェイムズ・エルロイの最高傑作を巨匠ブライアン・デ・パルマ×豪華キャストが贈るクライム・サスペンス!

ストーリー:1947年ロサンゼルス。ダウンタウンの空き地で、身体を腰で切断された女性の惨殺死体がみつかった。黒い炎を思わせる漆黒の髪、青白い肌を照らす黒ずくめのドレス。ハリウッド・スターを夢見ながら大都会の暗闇に葬られた女を、人は「ブラック・ダリア」と呼んだ。捜査線上に浮かび上がる一編のポルノ・フィルム。ダリアと瓜二つの大富豪の娘、そして彼女の一族にまつわる黒い秘密。事件の謎は、捜査にあたる若きふたりの刑事の運命をも狂わせていく・・・。

出演:ジョシュ・ハートネット、スカーレット・ヨハンソン、アーロン・エッカート、ヒラリー・スワンク、ミア・カーシュナー、マイク・スター、フィオナ・ショウ、レイチェル・マイナー、ローズ・マッゴーワン

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 炎をかき消し、氷を溶かす魔性の女

透き通るような白い肌とは正反対の暗い影をまとうKay役のScarlett Johansson、テロリストだったりレズビアンだったりすることもあるけれど今回は「世界で最も有名な死体」を演じるMia Kirshner、そのBlack Dahliaにはそれほど似ていないような気もするけれどなMadeleine役のHilary Swank。三人の美女たちが男たちの心を迷わす。初期De Palma俳優であるWilliam Finleyの久々の登場により、不気味さと懐かしさが同時に湧くという不思議な体験をすることができた。

★★★★★ 他の意見は厳しすぎ

2時間の映画で長大な原作小説を限界まで再現した傑作だと思います。話が難解すぎるらしいですが、ちゃんと記憶力があるなら誰でもフツーに理解できます。あと脚本がいまいちという意見も、どうかと。個人的にはこれ以上はどうしようもないところまで練り込まれてると思います。しかしまあ原作を読むのが一番だと思います。原作のファンだから、映像化はとても嬉しかったです。題材が悲惨でグロテスクなために、映画になるとは思ってなかったから。映画を見て原作をまた読みたくなりました。気分が沈む作品ですが。

★★★★☆ 黒いダリア

久々のブライアン・デ・パルマ監督の新作ということでワクワクしながら観た。おまけに原作は、LAコンフィデンシャルのジェームズ・エルロイ。カーティス・ハンソンが『L.A.コンフィデンシャル』で用いたノンフィクションのような描き方を、デ・パルマ流の映像美で続いてくれたと期待したが。デ・パルマ流の長い尺のロングショット、スローモーション等デ・パルマらしいショットはあるが、ひとつひとつのシーンは冗長で、なによりストーリーが複雑ですっきりしない。ブラック・ダリア自身よりも、主役の刑事の三角関係やその他の不思議なキャラが中心となり、死体に対する謎はいまいち解かれない。となれば、この映画は消化不良だと言うしかない。

★★★☆☆ 難解をとり越して

先に原作読んでいなければ、理解不能でしょう。タイトルからしてダリア事件がメインと思わせるのに、それは実はそれほど重要でなく、三角関係の妙を描いた恋愛ものと見れなくもない。未解決の実際の事件を、強引に謎解きして見せる原作の手腕が強引すぎるほど剛腕なのに加え、短い時間でそれをまとめ上げる上に、さらに関係者の背景までいろいろ手を加えてる。原作が、知らない人はいないほどの大ヒット作で、しかも原作発表から結構時間が経っての映画化なので、観客はみな原作読んでることを前提として撮られてるのか。それにしても、わかりにくいというより、理解したい気にならない。途中で話を追っかけるのがめんどくさくなってくる。この独特の空気感を楽しむだけならいいけど。

作品の詳細

作品名:ブラック・ダリア
原作名:The Black Dahlia
監督:ブライアン・デ・パルマ
脚本:ジョシュ・フリードマン
原作:ジェイムズ・エルロイ
公開:アメリカ:2006年9月15日、日本:2006年10月14日
上映時間:121分
制作国:アメリカ
製作費:500万ドル
興行収入:4900万ドル
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