豪快な作風でハリウッドに君臨したラオール・ウォルシュの極上の戦争活劇
ストーリー:第二次大戦の真只中、ポーランド国境に近いドイツの重要拠点を新型爆火器機を搭載して襲撃に向かった米英豪加の混成軍は、対空砲火のため不時着した。機長は戦死、残り5人は一旦は捕虜になりながらも逃れ、ナチスの執拗な追跡をかわしながら、ドイツの新型戦闘機工場の情報を手に入れオランダ経由でイギリスに脱出しようとする・・・。
出演:エロール・フリン、ナンシー・コールマン、レイモンド・マッセイ、ロナルド・レーガン、アラン・ヘイル、アーサー・ケネディ、アルバート・バッサーマン
★★★★☆ ウォルシュによる対独プロパガンダ映画
ラオール・ウォルシュによる対独戦争映画。米国人、豪州人、カナダ人を含む、英国空軍の爆撃機がドイツ
のポーランド国境付近の鉄道を攻撃する。目標の破壊には成功するが、撃墜され不時着。生き残った五人が一度は捕えられるが、脱走に成功し、ドイツ国内を横断していく逃避行を描いていく。主演はエロール・フリン。ロナルド・レーガン、アーサー・ケネディ、アラン・ヘイルらが同行して行く。敵役となって一同を追い回すのがレイモンド・アッセイ。画面展開は端正。屋外シーンはスタジオ内セット撮影が多いがロケ撮影も挟み込まれる。最初の攻撃における爆撃機シーンはミニチュア。終盤の爆撃機シーンでは実機が離陸。最後の最後もまたミニチュア。アラン・ヘイルの存在もあり、どこかユーモラスでノンビリとした雰囲気で映画は進んで行く。見せ場が次々と登場するので、見応えはある。終盤にはウォルシュお得意のカーチェイスがタップリとあるのが嬉しい。対独プロパガンダをハリウッドらしい娯楽映画に纏め上げた、ウォルシュの手堅い手腕が光る作品。
作品の詳細
| 作品名:戦場を駆ける男 |
| 原作名:Desperate Journey |
| 監督:ラオール・ウォルシュ |
| 脚本:アーサー・T・ホーマン |
| 公開:1942年9月25日 |
| 上映時間:107分 |
| 制作国:アメリカ |
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