『イージー★ライダー』の大成功後、ハリウッドからの追放をもたらした“呪われた映画”
ストーリー:ペルーのクスコにある小さな村で、ハリウッドからやってきた監督一行は、西部劇を撮影している。初めて映画の撮影現場を見る村人たちは、暴力に溢れた撮影風景を恐怖と好奇に満ちた目で眺めていた。やがて、アメリカ人たちの撮影に感化された村人たちは、自分たちの手で“本物の映画”を作ろうと村に集結し…カンザス(デニス・ホッパー)は、“本物の映画”で処刑される白人役として担ぎ出され、奇妙で不条理な世界に入り込んでいく・・・。
出演:デニス・ホッパー、ジュリー・アダムス、サミュエル・フラー、ピーター・フォンダ、クリス・クリストファーソン、シルヴィア・マイルズ、ロッド・キャメロン、ミシェル・フィリップス
★★★★☆ デニス・ホッパーによる映画批判(文明批判)
作りごとの世界をよりリアルに演出するのが、映画イズムに乗っ取った映画作りの着眼地ならば、そこには時に民衆すらも巻き込み、暴徒と化す事もある。果たして映画は民衆の心理を鷲掴みするほどの影響力があるのか、それは仮に民度の低い部落や民族ならば、もしや、この映画のような暴徒と化す村もあるのだろうと思う。この映画のなかに登場する金塊、慣習の催し事の神祭にしろ、もとの本質は何一つ見えてこないまやかしなのかもしれない。ある意味、盲目にかつ啓蒙に知らず知らずに文明に毒されていく啓示を、この映画は主人公カンザスを通して描かれているともいえる(深読みかもしれんが)。やさぐれたブルジョアジーの爛れた生活、現地人と恋仲になる物質文明に依存する女性。自然、ラブ、ドラック、酒、偽善、暴力など、文明の中で肥大していく退廃な様相が顔を出していく・・・混沌とした映画なのだ。 しかし、当時の人がこの映画を理解できたのかどうかすらわからないが、どこかイエスのサクリファイス的な西洋文明に捧げられた革新的なる批判が鼻につく映画である。 そして詩のように流れる美しい音楽が人心を救い唯一導いてくれる(ピーター・フォンダの「さすらいのカウボーイ」のようには行かなかったが・・・)。
作品の詳細
| 作品名:ラストムービー |
| 原作名:The Last Movie |
| 監督:デニス・ホッパー |
| 脚本:スチュワート・スターン |
| 公開:1971年9月29日 |
| 上映時間:108分 |
| 制作国:アメリカ |
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