スリラー

夜の大捜査線

黒人のエリート刑事と白人の警察署長が、人種対立の壁を越えて事件捜査に挑む

ストーリー:ミシシッピー州の田舎町でパトロール中の警官が殺害される事件が発生。地元警察署長ギレスピー(ロッド・スタイガー)がさっそく捜査を開始し、ひとりの黒人男性が容疑者として連行されてくる。ところがその男の正体は、実はフィラデルフィア市警の殺人課刑事バージル(シドニー・ポワティエ)だった。初めて殺人事件を扱うギレスピーはバージルに協力を求めたかったが、人種偏見の残る土地柄、頭を下げることができないでいた。しかし、苦渋の決断の末、捜査協力を申し込む・・・。

出演:シドニー・ポワティエ、ロッド・スタイガー、ウォーレン・オーツ、リー・グラント、ラリー・ゲイツ、ジェームズ・パターソン、ウィリアム・シャラート、スコット・ウィルソン、ピーター・ウィットニー、クェンティン・ディーン

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 何度観てもいいね

数年に一度は観たくなるのでレンタルではなくて、購入でもいいと思う。最初見た時はオスカー主演男優賞はポワチエだろう!黒人差別だ!と思っていたが、何度か見ているとやっぱりスタイガーかな・・・と思うようになった。ポワチエの役は最初から最後まで差別的環境に怒っているだけ。でもスタイガー役は差別意識から徐々にポワチエ役刑事を尊敬し始める。その人間性変化をみごとに演じ切っているのだ。ストーリだけを追うのではなくて、南部の差別的環境、白人の差別意識、黒人の怒りの意識など何度もじっくり観たい名作だわ。

★★★★★ 歴史に残る超名作。

超名作。この一言に尽きる映画だが、あの日あの時あの時代の歴史の中で生まれた、まさに歴史が生んだ名作と言える。人種差別反対の公民権運動が盛んだった1960年代、その象徴であったキング牧師は1968年4月に殺されたわけだが、そのような時代背景の中から生まれた1967年の映画だが、肌の色の障害による人種差別で生身の人間の対立の下、犯罪捜査で真相を追求する。人種差別の強い南部のミシシッピーの田舎町。湿気が漂うような蒸し暑さの中で、方や田舎のノンキャリの叩き上げの白人警察署長(?)、方や都会の大卒のエリート黒人警察官。最後に作品の登場人物たちの心の中に残ったものは、何か。それは、我々観客に何が残ったかでもある。ラストシーンは映画史上に残るそれの1つである。繰り返しの鑑賞に耐える歴史を超えた名作映画でもある。

作品の詳細

作品名:夜の大捜査線
原作名:In the Heat of the Night
監督:ノーマン・ジュイソン
脚本:スターリング・シリファント
公開:アメリカ 1967年8月2日、日本 1967年10月25日
上映時間:109分
制作国:アメリカ
製作費:200万ドル
興行収入:2400万ドル
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