Nothing But Movies

金儲けはヤツらから学べ！ウォール街を出し抜き、4000億円を稼ぎ出した男たち

ストーリー：2005年、へヴィメタルをこよなく愛する金融トレーダーのマイケル(クリスチャン・ベール)は、格付の高い不動産抵当証券の事例を何千も調べていくなかで、返済の見込みの少ない住宅ローンを含む金融商品(サブプライム・ローン)が数年以内に債務不履行に陥る可能性があることに気付く。しかし、その予測はウォール街の銀行家や政府の金融監督機関からまったく相手にされなかった。そんななか、マイケルは“クレジット・デフォルト・スワップ”という金融取引に目をつけ、ウォール街を出し抜こうと画策する。同じころ、マイケルの戦略を察知したウォール街の銀行家ジャレット(ライアン・ゴズリング)は、信用力の低い低所得者に頭金なしで住宅ローンを組ませている大手銀行に不信感を募らせるヘッジファンド・マネージャーのマーク(スティーブ・カレル)を説得し、“クレジット・デフォルト・スワップ”に大金を投じるよう勧める。また、今は一線を退いた伝説の銀行家であるベン(ブラット・ピット)は、この住宅バブルを好機と捉えウォール街で地位を築こうと野心に燃える投資家の二人から相談を持ち掛けられる。ベンは自分のコネクションを使って、彼らのウォール街への挑戦を後押しすることを決意する。三年後、住宅ローンの破綻をきっかけに市場崩壊の兆候が表れ、マイケル、マーク、ジャレット、ベンは、ついに大勝負に出る・・・。

出演：クリスチャン・ベール、ライアン・ゴズリング、カレン・ギラン、スティーヴ・カレル、ブラッド・ピット、マリサ・トメイ、メリッサ・レオ、ジョン・マガロ、フィン・ウィットロック、レイフ・スポール、ジェレミー・ストロング

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★　金融投資している人必見

普通に映画として面白いのですが、大儲けしている人間はこうして儲けるのかと感心させられます。日本でこれと同じ様なことが出来るとは思いませんが私の株売買の教科書です。

★★★★★　人の愚かさ

米国の金融危機に際し、周囲が浮かれる中、真実を見抜いた男たちの物語。人間の愚かさに惨めな気持ちにはなるが、それが人間という生き物なのだろう。サブプライムローン問題の核心が比較的わかりやすく描かれており、何が問題で、その問題がどのように雪だるま式に大きくなっていったかについても理解できる。慌てる人々と冷静に問題を分析する人々がいて、どっちに転んでも最悪の精神状態を招くわけだが、リスクを背負って手を出しても、リスクを恐れて手をひっこめても、我々庶民の税金が結局問題の解決に使われることが皮肉でならない。派手な問題が伝えるシンプルな真実。とてもすばらしい作品だった。ブラッド・ピットの役回りがクール。

★★★★☆　映画というよりはドキュメンタリーに近いかも。

事実に基づいた内容なので、ドキュメンタリー的にはなり易いと思うんですが、やはりそんな感じでしたね。役者さんは演技がうますぎて、よりドキュメンタリーのように感じます。映画的な大げさな演出が少ないせいかもしれません。アメリカで実際に起きたサブプライムローンによる経済破綻とそれを予期し、指摘し、逆張りで投資した４人の実在した投資家を主人公にした映画です。説明的な演出は多く、わかりやすい内容になっています。みんなで楽しく見る映画ではなく、一人で見て「なるほど、そういうことが起きていたのか」と感心する映画だと思います。

作品の詳細