言葉巧みに人々の心を操り、教団きっての弁士にのし上がり、カリスマ的パワーを発揮していく主人公とその運命の変転を、ドラマチックに描いたヒューマン・ドラマ大作
ストーリー:1920年代の米中西部。セールスマンのエルマー(バート・ランカスター)は、キリストの福音を各地で説いて回り、“聖処女”と人々にあがめられる宗教団体の女性教祖シャロン(ジーン・シモンズ)と出会い、ひと目惚れする。早速入信した彼は、得意の熱弁で聴衆の心をとらえ、たちまち教団きっての弁士にのし上がる。一方、彼のいかがわしい説法に不信感を抱く記者ジム(アーサー・ケネディ)は、新聞に論説を載せて彼に対抗。さらにかつてエルマーと因縁のあった売春婦ルルが彼の前に姿を見せ・・・。
出演:バート・ランカスター、ジーン・シモンズ、ディーン・ジャガー、アーサー・ケネディ、パティ・ペイジ、シャーリー・ジョーンズ、ジョー・マロス、エドワード・アンドリュース
★★★★☆ 宗教は事業か商売か
「誰しも良心に従い信仰を貫くのは自由だが信教の自由とは他人の信仰を操ることではない。宗教復興運動のもうひとつの側面を描いた本作は子供達に見せるのがはばかられる問題作」というテロップがまず流れた後、ストーリーが始る。思わず構えて見ざるを得ない。この作品では祈り、信仰、説教、布教、どれも善行のようで、実は非常に人間くさい自己顕示欲のなせる業として描かれている。そういう雰囲気の中にしか自分を見出せなくなったシスターと、彼女に魅せられて行動を共にするうちに中身はないが説教上手になっていく一人の男。いかに多くの人間を集められるかに一喜一憂する人間達がいた事、いる事。一方で神を語る人間を簡単に信じる無垢な人間達がいた事、いる事。主人公エルマー・ガントリーは、シスターに魅せられたのか、神に魅せられたのか。147分という長編だが、観る者はこの話しの展開に魅せられる。
作品の詳細
| 作品名:エルマー・ガントリー |
| 原作名:Elmer Gantry |
| 監督:リチャード・ブルックス |
| 脚本:リチャード・ブルックス |
| 公開:1960年6月29日 |
| 上映時間:146分 |
| 制作国:アメリカ |
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