「私の殺した男」「君とひととき」に次いでエルンスト・ルビッチが監督した映画
ストーリー:互いのものを盗み合う泥棒仲間のガストン(ハーバート・マーシャル)とリリー(ミリアム・ホプキンス)は、パリで化粧品会社を経営する女社長マリエット(ケイ・フランシス)に取り入って彼女の財産を盗むが、ガストンに恋心を抱くマリエットは彼らの正体を知ったうえで逃がすのだった。
出演:ミリアム・ホプキンス、ケイ・フランシス、ハーバート・マーシャル、チャールズ・ラグルス、エドワード・エヴェレット・ホートン、C・オーブリー・スミス、ロバート・グリーグ
★★★★★ 紳士盗賊と富豪の未亡人の愛の物語
愛やハートはお金や宝石とちがって盗めないもの。 その盗めないものを盗んでしまう稀代の紳士盗賊ガストン・モネスクと、富豪のコレ夫人の駆け引きが面白い。ストーリーは単純です。 紳士盗賊として警察に指名手配されているガストンが大胆にも富豪で未亡人のコレ夫人の秘書となって同居し、夫人のお金や宝石をそっくり盗もうとするのですが、ガストンに恋してしまったコレ夫人のハートまで盗んでしまう物語です。 クライマックスはネタバレになるので差し控えますが、結局コレ夫人のハートは盗まれます。二人の愛は、ガストンの 「あなたに恋してしまった」 によって成就したのですが、 同時に二人は一緒に生きていくことができないことを悟り、 お互い納得して別れます。 これぞルビッチ・タッチ。 上質な余韻を感じさせる近年にない、大人の味わいのある映画です。1932年に製作された 『極楽特急』 は社会の変化に隔世の感を感じさせ、シーンを見ているとまるでファンタジーのように、どこの世界のいつの出来事なの、と思ってしまいますが、 映画の出だしから、大小の“謎”めいた出来事と予想のつかない切り返しの軽妙な連続ワザがシーンを引き締め、テンポよく早く前に進める推進力になっていて、今見ても面白い、独特のタッチをもつ映画として完成されています。
作品の詳細
| 作品名:極楽特急 |
| 原作名:Trouble in Paradise |
| 監督:エルンスト・ルビッチ |
| 脚本:サムソン・ラファエルソン |
| 公開:1932年10月30日 |
| 上映時間:83分 |
| 制作国:アメリカ |
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