ラブ・コメディ

パンチドランク・ラブ

運命の一目惚れは、突然やってきた

ストーリー:マジメで優しい心の持ち主だが、7人の姉たちにガミガミ言われると時々ブチ切れてしまうバリー(アダム・サンドラー)。トイレの詰まりを直す“キュッキュ棒”を売る会社で働く彼のもとへ、突然の眩暈のように恋がやってきた。大きな瞳でバリーを見つめる女性リナ(エミリー・ワトソン)。バリーの姉の同僚だった彼女は、家族写真の中のバリーに一目惚れ。偶然をよそおって、彼に会いにきたのだった。恋する男は12000個のプリンを買う。海外出張が多いリナと、離ればなれになってしまうバリー。そこで、バリーは名案を思いついた。食品会社の商品を買うと航空会社のマイルがもらえるキャンペーンで、マイルを貯めるのだ。街中のスーパーから1コ25セントのプリンを買い占めた。これでいつでも一緒にいられる・・・。愛の力は、大ピンチに勝てるか?

出演:アダム・サンドラー、エミリー・ワトソン、フィリップ・シーモア・ホフマン、ルイス・ガスマン、メアリー・リン・ライスカブ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ ハーモニウムと光 〜Here We Go〜

この映画、僕は文句がつけられません♪ 脚本、映像美、音楽、キャスティング、演技(完璧じゃない人を演じる完璧な演技)、それら全てが繋がる間、とても素敵に映りました。2002カンヌで監督賞も納得。同監督の『マグノリア』と比べる事自体ナンセンスですが、『マグノリア』ではずっと暗闇の中に隠して隠してやっと最後に少しだけ垣間見せた、希望とか光とかの部分を、この映画では出し惜しみしないでむしろそこに向かっていく過程をポジティブに描いていて、とても幸せな映画だと思います。光が有効的に多用されていますが、その光と、ハーモニウムを弾くバリーの背中にリナが静かに抱きつき言う最後の一言、まさにハーモニウムの音色の様に柔らかなワンシーンがこの映画の幸せ感を象徴していて、 何度観ても、僕がこれから幾つになってから観ても、観た後はなんとも言えず幸せな素敵な気持ちになると思います♪

★★★★☆ こういう愛もありかな

コメディーでの印象が強いアダム・サンドラー。でも、この作品では難しい役をうまく演じていたと思います。まず最初は話を掴みづらい。ストーリーが展開していくにつれて、徐々に話の内容を飲み込めるようになります。サンドラーは情緒不安定な役を演じていますが、“こういう人もいるんじゃないか”と思います。なかなかうまく人を愛することができない、愛情表現の仕方がわからない・・・サンドラーはそういう役をうまく演じています。主人公の不思議な性格も面白いです。ところどころ挿入されている絵が物語の不思議な雰囲気をうまく伝えていると思います。

作品の詳細

作品名:パンチドランク・ラブ
原作名:Punch-Drunk Love
監督:ポール・トーマス・アンダーソン
脚本:ポール・トーマス・アンダーソン
公開:アメリカ 2002年11月1日、日本 2003年7月26日
上映時間:95分
制作国:アメリカ
製作費:2500万ドル
興行収入:2400万ドル
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