N.Y.ブルックリンを舞台に、”若いつもり”の40代と”成功したい”20代の交流とギャップをカラフルに描く、大人のロマンティック・コメディ!
ストーリー:ジョシュとコーネリアは、ミドルエイジの夫婦。ドキュメンタリー映画監督のジョシュは、8年も新作を完成させておらず、アートスクールの講師をしている。いつの間にか人生にも夫婦にも、何かが欠けてしまったと感じていた。そんなとき、20代のカップル、ジェイミーとダービーと知り合い、クリエイティブに生きる彼らから刺激を受ける。時代に乗り遅れたくないとSNSに縛られる自分たちと違って、レコードやビデオテープなどレトロなカルチャーを愛し、インスピレーションの沸くまま映像を撮りイベントを開催する彼らと付き合ううちに、2人は再びエネルギーを取り戻していく。しかし、ジェイミーの映画作りに巻き込まれ、思ってもみなかった人生の選択を迫られることになる・・・。
出演:ベン・スティラー、ナオミ・ワッツ、アダム・ドライバー、アマンダ・サイフリッド、チャールズ・グローディン、アダム・ホロヴィッツ、マリア・ディッツィア、ブラディ・コーベット、ジェームズ・サイトウ
★★★★★ オシャレで笑えてストーリーも楽しめる傑作です!
2016年7月16日公開。 監督・脚本はノア・バームバック。8年間も新作が完成していないドキュメンタリー映画監督夫婦、自分のファンだという20代の夫婦と交流し、新鮮な気持ちになるけど・・・というお話。ノア・バームバック監督の前作『フランシス・ハ』は、生涯最高ってくらいに好きな作品。映像のオシャレさとスピーディーな展開が心地いいし、音楽もいい。若い夫婦の部屋に溢れるレコード、VHSのテープ、タイプライターとか最高。 笑いの要素も個人的にツボで、赤ちゃんダンス教室のキーボードの男の動きに悶絶したし、ナオミ・ワッツがヒップホップ・ダンスを踊る姿にも爆笑でした。40代半ばになって子供を持てずに苦悩する様もリアルで良かったし、終盤の展開も見事。ナオミ・ワッツの演技は相変わらず素晴らしい。 安達祐実っぽいアマンダ・セイフライドの童顔も相変わらず可愛いかった。97分とコンパクトなところも潔くていいです。すごく好きな作品でした。
★★★★☆ 自分らしさで生きるしかない
見てて結局は自分の速さで、らしさでやっていくしかないってことなんですかね。若い時の怖いもの知らずさって誰でも経験があると思います、でも最後は自分が正しいと思うことをやっていく。見ててそんなメッセージを感じました。しかしアダム・ドライバーは軽薄というか、悪気のない純粋な役が上手いと思いました。あなたを見送る七日間にも出てるので好きな方は是非。
★★★☆☆ R35 製作者の渋い優しさが感じられる作品
大人になったからこそ分かる、良さの有る作品でした。ほかの方のレビューが賛否両論なように、この作品は見る人によって評価が分かれます。映画で描かれるのは、いろいろな人々です。若い夫婦・中年の夫婦、子供の出来た夫婦・子供の出来なかった夫婦、若く野心家の映画監督・中年で停滞気味だが誠実さを重んじる映画監督、そういう、一見相反するような立場の人々を登場させ、でもどれも完全に否定はしない。そういう渋い優しさのある映画でした。それぞれケンカもするし、仲良くなったり悪くなったりしますが、「それでもなんだかんだ、やって行くよね」という、現実に即した穏やかなポジティブさが有りました。スッキリと分かりやすい映画が好きな人には好まれないでしょう。現実を受け止めながら生きて来た人や、相手の立場に立って物を考える習慣を続けて来た人には、共感できる部分も多いのではないかと思います。中年以降の成熟した大人向けの映画かと思います。そういう意味で、R35です。もしこの映画がお好きなら、「おとなのけんか」(ロマン・ポランスキー監督)も、おなじく多様な対立軸を示した上で、どれも否定しない秀作なので、きっとお好きかと思います。
作品の詳細
作品名:ヤング・アダルト・ニューヨーク |
原作名:While We’re Young |
監督:ノア・バームバック |
脚本:ノア・バームバック |
公開:アメリカ 2015年3月27日、日本 2016年7月22日 |
上映時間:97分 |
制作国:アメリカ |
製作費:1000万ドル |
興行収入:1700万ドル |
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