美しい風景に彩られた水の都ベニスを舞台に描かれるせつない大人の恋
ストーリー:ベニスに観光旅行にやってきたアメリカ人のジェーン(キャサリン・ヘプバーン)。深紅のベネチアングラスが縁でアンティーク・ショップの素敵な主人と知り合った彼女は、戸惑いながらも恋を体験していく・・・。
出演:キャサリン・ヘプバーン、ロッサノ・ブラッツィ、イザ・ミランダ、ダーレン・マクギャヴィン、マリ・アードン、ジェーン・ローズ
★★★★★ 円熟した大人の恋の行方は?
この映画の全ては、舞台となったベネチアにある。どこをとってもベネチアそのものが、ありのままに描かれている。ベネチアに行けない人、行ったことのある人、全ての人がベネチアの虜になる。そして、この最高の舞台で、キャサリーン・ヘップバーンとロッサノ・プラツィーが反駁し合いながらも時間をかけて大人の恋を実らせていく。「大人って、いいな~」当時観たときは10歳くらいで早く大人になりたいと思ったものだ。サンマルコ広場、骨董品店、サンタルチア駅…ロケ地を巡った私は、ベネチアに行きたくなるとこの映画を観て懐かしく思い出している。旅行者が夢から醒めて現実に戻る。別れの美学がここにある。結ばれることより美しい…。心に残るラストシーン。決して忘れはしない。不朽の名作だ!
★★★★☆ 大人のラブロマンス
イタリアを舞台にした素敵なラブロマンス。アメリカ人のちょっと寂しいキャリアウーマンがイタリアに旅をして、イタリアの素敵な男性と恋をする。刹那的な恋に躊躇していた彼女の心を溶かそうと素敵なアプローチをするイタリアの男性。決して遊びではない情熱。せつない恋心を映画全体にちりばめ、まるでイタリアのベニスを主人公と一緒に観光しているかのような気持ちにさせられ、旅と恋という二つの醍醐味があり、観る人を魅了してくれます。またイタリアの男の子が小さいのに、まさしく一人の男性のようなウイットにきいた演技をしてくれて、この作品に深みを与えてくれています。ぜひ大人に観てほしい作品です。
作品の詳細
| 作品名:旅情 |
| 原作名:Summertime |
| 監督:デヴィッド・リーン |
| 脚本:デヴィッド・リーン、H・E・ベイツ |
| 公開:アメリカ 1955年6月21日、日本 1955年8月14日 |
| 上映時間:100分 |
| 制作国:アメリカ |
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