ドラマ

ブルックリン

アイルランドからアメリカへ。私が選んだ故郷と愛

故郷を離れ新天地へとひとり渡った女性の成長を瑞々しくつづる珠玉のラブ・ストーリー

ストーリー:アイルランドの小さな街。エイリシュ・レイシー(シアーシャ・ローナン)は不満を抱えながらも食料品店で働きながら、母と姉ローズの3人で静かに暮らしている。妹の将来を思い、エイリシュにニューヨークで働けるよう計らうローズ。家族と故郷に別れを告げ新天地へと旅立ったエイリシュだったが、彼女を待ち受けていたのは慣れない生活とホームシックで涙に暮れる日々。そんなエイリシュを救ったのは、同郷の神父の勧めで通い始めた大学での『学ぶ喜び』と、誠実なイタリア系アメリカ人トニーとの『新しい出会い』だった。徐々に笑顔を取り戻し、女性としての強さと自信を持ち始めたエイリシュのもとへ、故郷からある知らせが届く・・・。

出演:シアーシャ・ローナン、エモリー・コーエン、ドーナル・グリーソン、ジム・ブロードベント、ジュリー・ウォルターズ、ブリッド・ブレナン、フィオナ・グラスコット、エミリー・ベット・リッカーズ、ノラ=ジェーン・ヌーン

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 主人公二人が等身大のかわいい恋物語です

シアーシャ・ローナンも大きくなりました。化粧をするとびっくりするくらいの美人になりますが、素顔は相変わらずの幼さで、大人と子供の境目を上手く演じています。相手のエモリー・コーエンも純朴な青年を演じています。二人とも出身地が物語と同じなのも演技に自然さを加えています。二人のぶきっちょで純粋な恋の物語に自分の若かった頃を重ね合わせて少し涙が滲みました。途中で、ハラハラ・ヤキモキさせる場面もありますが、悲しい結果にはならないのでご安心をビデオ紹介の写真が伏線になっているのでよ~く見ておいてください(笑)

★★★★★ 強く生きていく女性の物語

親元を離れて力強く生きていく女の子の物語。アメリカ人はこうやって生きてきたのかということと、親元を巣立った人なら共感出来るなと思います。涙止まらなくて、シアーシャローナンの凄さに脱帽します。本当にすごい女優さんです。

★★★★★ 移民としてアメリカに渡ることの現実とは。

アイルランドから移民としてアメリカに渡る主人公の女の子の物語。とはいえ、かなり優しいタッチで描かれていて、安心感とともに観ることができます。実際はもっと厳しい状況下にあったと思われる当時の移民たちの、ごく一部に触れられる、ロマンティックな映画です。

★★★★☆ まとめ方が良いです

アメリカでのアイルランド人やイタリア人の位置付けがわかるとか、同時期の日本人の生活水準からすると色々すごいとか、女性たちの美容やファッション分野で既にブランドの差別化らしきことがあるとか、細部が面白いです。ヒロインがただピュアなだけじゃないのが好き。上昇志向があるし田舎気質嫌い(結局それがネックで故郷を捨てる)、後輩っぽい同じ寮の女子を気に入らないと平気で会場に置き去りにする。話を風呂敷広げすぎず観念的にもならず、自分の掌そのものを大きくする生き方を選択していくまとめ方が良かったです。

★★★★☆ スマホの無い時代に爽やかに感動します

映像から感じる色彩の淡さや弱さに反し、ヒロインの芯の強さがひときわ引き立つエンディングに感動しました。美しい映画です!

★★★☆☆ 現実逃避

アメリカという国は、全てを狂わせてしまうかのような何かがあるのでしょうか。夢を求めてやってきた少女の現実は、余りにも退廃的なものでした。あれ程、真実の愛というものに出会って喜びにあふれていたのに、主人公の少女は、自分の心が少しずつ変わっていく様を平然とやり過ごし、夫への思いを遠ざけていった・・・。この展開にはさすがに観ていて苛立ちました。身勝手で、本当は一体どんな人生を選びたかったのだろうかとさえ思いました。なので、ラストのシーンには、白けた感が拭えません。

★★★☆☆ 可も不可もなく・・・時間つぶしにはいいかも。

男性と女性とでは見る視点と感想が異なるでしょうね。秀作でしょうが自分的には面白くはなかったです。淡々と流れていく映画ですから・・・。シアーシャローナンの演技は素晴らしかったと思います。『つぐない』から光ってたものがありましたが、さらに成長してます。

作品の詳細

作品名:ブルックリン
原作名:Brooklyn
監督:ジョン・クローリー
脚本:ニック・ホーンビィ
公開:アメリカ 2015年11月4日、日本 2016年7月1日
上映時間:112分
制作国:アメリカ、カナダ、イギリス、アイルランド
製作費:1100万ドル
興行収入:6200万ドル
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