羽ばたけ、自分
青春の輝きと痛みを知る全ての人へ
★2018年第75回ゴールデン・グローブ賞で作品賞&主演女優賞受賞。2018年第90回アカデミー賞でも作品賞&主演女優賞&助演女優賞&監督賞(女性監督として8年ぶり、史上5人目のオスカー候補)&脚本賞にノミネート。
★全米で高評価! 米レビューサイト〈ロッテン・トマト〉で、Rotten Tomatoes BEST MOVIES OF 2017 第1位獲得! !
ストーリー:2002年、カリフォルニア州サクラメント。閉塞感溢れる片田舎のカトリック系高校から、大都会ニューヨークへの大学進学を夢見るクリスティン(シアーシャ・ローナン)。自称“レディ・バード”。高校生活最後の1年、友達や彼氏や家族について、そして自分の将来について、悩める17歳の少女の揺れ動く心情を瑞々しくユーモアたっぷりに描く。
出演:シアーシャ・ローナン、ローリー・メトカーフ、トレイシー・レッツ、ルーカス・ヘッジズ、ティモシー・シャラメ、ビーニー・フェルドスタイン、スティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソン、ロイス・スミス、オデイア・ラッシュ、キャスリン・ニュートン
★★★★★ 地方出身者はさらに染みるかも
アメリカの片田舎に暮らす、あまり裕福とは言えない家族とその家の17歳のちょっと個性的な女の子の話。思春期あるあるのゆらゆらした危なっかしさと、友情を軽視してしまう所、男の子が一番だったりする所。わかるわかると思いながら観る。母親が一家の大黒柱としてものすごく苦労をしていて、それを娘にはさせたくないという思いが娘とぶつかり合って見ているこちらが痛い。小さな失敗を沢山しながらも親ってやっぱりすごいわぁって思うよね。子どもの目線、親の目線、どちらもあってじんわり来る映画でした。また観たい。
★★★★★ 名作 演技もいい
自分の年齢によって観え方が変わる作品。若い頃に見ていたら 主人公の成長物語の方に目がいくだろう。ある程度の歳になると母親と父親の物語が見えてくる。母と娘が喧嘩をしながらショッピングをしたり傷心の娘を気晴らしに出かけるシーンが特に好きだ。ふたりの演技がいい 母親役の「母の表情」が本当にリアルで胸に来てしまう。子供ができたとき 子供が思春期を迎え巣立ったとき またみたい。永く見ていきたい作品がまたひとつ増えた。
★★★★★ 「四月物語」と共通する何か
観終わったときに湧き上がってくる感覚が、岩井俊二監督松たか子主演の四月物語を観終わったときのそれと似ていました。もっとも、映画のテーマとしては全く違うのですが。多くの人が経験していて「あるある」な場面だが、映画の中でそのシーンを見せられるまで記憶のはるか彼方に追いやっていて思い出すこともなかったたくさんの場面。そんな場面を切り取って一本の映画にまとめあげるなんて、ひとにぎりの才能のある監督にしかできないことでしょう。脚本に一年かかったとのことですが、そりゃ脚本に一年かかるの無理ないわと思わせる労作です。主演女優もすごく良かった。
★★★★☆ 等身大の思春期の葛藤
女優グレタ・ガーウィグの初監督作品であり、2018年アカデミー賞で5部門ノミネート、ゴールデングローブ賞コメディ部門作品賞、主演女優賞を獲得した作品。思春期の主人公が今とは違う自分への憧れを抱き、自らのアイデンティティを模索する姿や、背伸びしたがる娘と、娘が心配ゆえ頑固になってしまう母との心のすれ違いなどを、丁寧かつテンポよく描いています。監督の半自伝的映画なこともあって、女性のほうがより共感できそうな内容。しかし、思春期を過ぎ、いざ親元を離れてみて、ふとした瞬間に感じる親への感謝はとても清々しく、多くの人が共感できるものだと思います。
★★★★☆ 無駄な説明がないところに成功のカギがあったのか
少女が大人になる瞬間 そして誰もが経験する青春の甘酸っぱさと後悔を、作れそうで実は難しい青春映画をコミカルに描いたのは女優で脚本家のグレタ・ガーウィグ。彼女は本作の脚本を執筆するのに丸一年を費やしたそうです。フィルモグラフィを見てみると、そうそうたる面々の下でキャリアを積んでいます。本作の成功は必然だったのだと理解出来ます。主演のシアーシャ・ローナンはエド・シーランのGalway Girlで話題だったけどHanna役の方がインパクト大でしたね。今後に期待します。本作はもう一度見返したいと思える映画でした。
★★★☆☆ 日本人には刺さりにくいかな
思春期の少女の日常に垣間見える闇と葛藤や苦悩、というくくりで共感できる部分はあるものの、人種問題やカトリック系学校のあるあるなど、この国で育たないと感じられない空気が随所にあるので、知識として知ってはいても登場人物が直面してる事象に深く入り込めない部分が多いです。17歳のカルテのようなものをイメージして見たせいもあるのでどうしても比較してしまう。
★★★☆☆ 反抗期娘をもつ母親に観て欲しい
親になると、子供だった頃、親に抱いていた不満や気持ちを忘れてしまう。忘れてしまっているから、娘が反抗期になると衝突しちゃうんだよな。親に対して素直になれずにいる自分。それは分かってはいるけど、でも、やっぱり素直になれない。そう。母親である前の子供の頃は皆そうだったはず。それを思い出せたら、子供の頃の気持ちを思い出せたなら、娘との距離が近づけるような気がする。この映画を見終える頃、娘との距離がきっと近くなっていると思います。
作品の詳細
作品名:レディ・バード |
原作名:Lady Bird |
監督:グレタ・ガーウィグ |
脚本:グレタ・ガーウィグ |
公開:アメリカ 2017年11月24日、日本 2018年6月1日 |
上映時間:94分 |
制作国:アメリカ |
製作費:1000万ドル |
興行収入:7800万ドル |
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