ドラマ

ブロークダウン・パレス

卒業旅行先のタイで少女たちを待っていたのは、麻薬の不法所持という冤罪だった・・・

ストーリー:親友であるアリス(クレア・デインズ)とダーリーン(ケイト・ベッキンセイル)にとって、それは楽しい卒業旅行のはずだった。二人はタイでのバカンス中、ハンサムな青年ニックと出会い、香港行きを誘われる。しかし、空港に到着するとアリスの荷物から大量のヘロインが発見された。警察に取り囲まれた2人は無罪を主張するが、下されたのは懲役33年の実刑判決だった。犯罪者たちが”ブロークダウン・パレス”と呼んで恐れる刑務所で、極限状態に追い込まれる二人のもとに、アメリカ人弁護士”ヤンキー・ハンク”が現れるのだが・・・。

出演:クレア・デインズ、ケイト・ベッキンセイル、ビル・プルマン、ルー・ダイアモンド・フィリップス、ダニエル・ラパイン、トム・アマンデス

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 実話も絡んでます

刑務所に入った2人の米国人女性とこの映画の中で話をする英国人女性は、実際にタイの刑務所に密輸容疑で逮捕されて服役していました。この話の内容もここでは盛り込まれているようです。またこの映画の内容でしたら実際に起きそうですね。タイの場合は本国送還の可能性がありますが、シンガポールは基本的に死刑です。この映画で用いられる密輸の手口は今でも時々発生する手口で、よく運び屋の女性が日本の空港でも逮捕されてますね。刑事と犯罪組織の癒着はどこでもありますが、まあタイをちょっと馬鹿にしてますね。刑務所については日本の刑務所の方が衛生的ですが、タイの刑務所の方が囚人達にある程度の裁量があって刑務所の運営がされていて、考え方によっては自由がある、とも見えます。異国での刑務所暮らしをモチーフにしたこの映画は、極限の中で疑心暗鬼になりながらも友情を保持するすばらしさを描いているようです。

★★★★★ 人ごとではない社会派映画

実際に収監された、または服役中のアメリカ人女性から取材をして製作されたそうですのでかなりシビアな作品だと感じました。信用できるはずの警察などもぐるになり麻薬の運搬が行われているという現実・・・。バカンスで訪れた異国で2人の普通の女性が思いのほか巻きこまれます。全体を通してみると異国情緒たっぷりで、怖いどころか訪れてみたくもなります。クレア・デインズの演技も光り、最初は儲け目的だった弁護士も次第にヒーロー化していきます。この場合2人のうちどちらが悪いって言いきれませんが、自分の身は自分で守る、充分わかっているつもりでも今いちど考えさせられます。サントラもお勧めです。

★★★★★ 人を救った、他人の愛

麻薬密輸の疑いで、タイの刑務所に投獄されてしまう若い二人の女性と、二人を取り巻く人々の”希望と絶望”、”信頼と疑い”、”JustisとUnjustis”、”見せかけの愛と本当の愛”がうまく描かれた映画です。必ずしも、肉親の愛が他人の愛よりも優れているとは言えないということを見せてくれます。最後に二人の女性を、それぞれの絶望から救ったのは、自分の無実を信じた人がいるという他人の信用と、自分が疑った友の捨て身の愛でした。映画を見た後、はたしてアリスのように自分の自由と引き換えに他人を救いたいという”究極の愛”を、自分は持っているだろうか?ということを問いかけてくる、一見するに値する作品です。

★★★☆☆ 最後は・・・

異国の地で訳も分からぬまま罠にはめられ、無実を主張するが、実刑判決を受けてしまう。投獄され、劣悪な状況に置かれた二人は、ついにお互いのことさえ疑うようになる。誰にも信じてもらえない絶望感。誰も信じられない孤独感。罠にはめられてしまった主人公たちが、どのようにして窮地を乗り切るのか。全体的にはハラハラする展開で、退屈せず見れます。しかし、最後は何なのか・・・この後どうなったのかはあなたの想像におまかせします。的な・・・あまりにももったいない終わり方だと思いました。

作品の詳細

作品名:ブロークダウン・パレス
原作名:Brokedown Palace
監督:ジョナサン・カプラン
脚本:デイヴィッド・アラタ
公開:アメリカ 1999年8月13日、日本 1999年10月9日
上映時間:101分
制作国:アメリカ、
製作費:2500万ドル
興行収入:1000万ドル
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