リトル・ビッグ・ホーンの大虐殺の唯一の生き残り、ジャック・クラブの数奇な半生を描く
ストーリー:幼い頃に両親を殺されたジャック(ダスティン・ホフマン)は、インディアンに育てられた。彼は、身は小さいが勇気があり、他の仲間から“小さな巨人”と呼ばれるまでになった。やがて彼は、騎兵隊との戦闘で捕らえられ、その後は白人社会で生活するようになる。それは、インディアン撲滅に異常な執念を燃やす、カスター将軍を押さえるためであった・・・。
出演:ダスティン・ホフマン、フェイ・ダナウェイ、チーフ・ダン・ジョージ、マーティン・バルサム、リチャード・マリガン、ジェフ・コーリイ、キャロル・アンドロスキー、レイ・ディマス
★★★★★ 迫真の演技が冴える作品
ダスティン・ホフマンのユーモアを加味した迫真の演技が冴える作品。アメリカの西部開拓の歴史の裏面を描いたドラマでもあり心を締め付けられる。「小さな巨人」というタイトルが主人公のたくましい生き方を象徴している。長時間の作品ながら、感銘を受ける場面が多く、思わずのめり込んで観ていた。主人公だけでなく、フェイ・ダナウェイ等、脇をかためている名俳優さん達の演技も光っている。
★★★★☆ 数奇な運命の男の物語
物語は、インディアンから『小さな巨人』と言われた老人へのインタビュー、つまり彼の回想という形で進行する。 白人の彼は、少年時代に家族で移動中にインディアンに襲われ、インディアン社会で成長する。姉と一緒だったのだが、姉は「いつか助けに来るから。」と言い残して、インディアン村を去っていく。成人したとき、騎兵隊に捕まり、再び白人社会で生きることになるのだが、何度かインディアン社会と白人社会とを行き来することになる。これが、結構奇想天外、波乱万丈なのです。当時のアメリカ西部の実態って、こんなものだったのかもと思わせられます。
作品の詳細
作品名:小さな巨人 |
原作名:Little Big Man |
監督:アーサー・ペン |
脚本:カルダー・ウィリンガム |
公開:アメリカ 1970年12月14日、日本 1971年8月28日 |
上映時間:139分 |
制作国:アメリカ |
製作費:1500万ドル |
興行収入:3100万ドル |
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