ドラマ

愛の神、エロス

愛とエロスをテーマに、さまざまな愛のかたちとエロティシズムを、「純愛」「悪戯」「誘惑」の3つの視点から情感豊かに、幻想的に、そして哲学的に描く3話オムニバス・ドラマ

ストーリー:『エロスの純愛〜若き仕立屋の恋』—1963年の香港。有名な高級娼婦ホアのもとへ仮縫いにやって来た新米の仕立屋チャン。緊張するチャン(チャン・チェン)に対し、ホア(コン・リー)は立派な仕立屋になるためのある心得を教え込む・・・。『エロスの悪戯〜ペンローズの悩み』—1955年のニューヨーク。広告クリエイターのペンローズ(ロバート・ダウニー・Jr)はひとりの美女が登場する奇妙な夢に悩まされ、精神分析医パール(アラン・アーキン)のもとを訪ねるが・・・。『エロスの誘惑〜危険な道筋』—現代のイタリア、トスカーナ地方。妻クロエとの関係に行き詰まりを感じていた40代の夫クリストファー。ある夏の日、彼は浜辺の塔に暮らす謎を秘めた若い女性と出会う・・・。

出演:コン・リー、チャン・チェン、アラン・アーキン、ロバート・ダウニー・Jr、エル・キーツ、クリストファー・ブッフホルツ、レジーナ・ネムニ、ルイーザ・ラニエリ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 感動しました。

オムニバス形式という事で、三作入っています。ウォン・カーウァイ監督の作品しか見ていませんが、素晴らしいの一言。短い尺の中で、時の流れを表現。淡々と進んでいくストーリー。描かれない2人の時の流れを見る者に想像させつつ、終盤に溢れだす登場人物2人の演技に心が揺さぶられた。この世界観を見事に表現したウォン・カーウァイ監督は素晴らしい。

★★★★☆ 究極の愛の形態

私もウォン・カーウァイ監督の作品しか見ていませんが、とかく映像の美しさばかりが取り上げられがちな彼の作品の中でも、オムニバス映画という制約をむしろ逆手に取ることで無駄のない濃密な内容になっている印象です。仕立て屋の主人の電話の会話だけで娼婦の境遇の変化を描くところ等見ている側に登場人物の気持ちの移り変わりを考えさせる省略の加減に彼の個性が出ていて、余韻に浸ることを拒否するような終わり方も”らしい”です。弄ばれた女に一途な愛情を抱くのはある種異常ともいえるでしょうが、男性が誰しも持っている部分を拡張し、体現した主人公が受け入れられるラストは同じ60年代の香港を舞台とする花様年華で成就しなかった恋を別の形で描きたかったのではないだろうか。

作品の詳細

作品名:愛の神、エロス
原作名:Eros
監督:ウォン・カーウァイ、スティーヴン・ソダーバーグ、ミケランジェロ・アントニオーニ
脚本:ウォン・カーウァイ、スティーヴン・ソダーバーグ、ミケランジェロ・アントニオーニ
公開:イタリア 2004年12月3日、日本 2004年12月3日
上映時間:104分
制作国:アメリカ、イタリア、香港
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