フレデリック・フォーサイス自ら脚本を手がけた傑作スパイ・サスペンス
ストーリー:ソ連の将軍の一人が、NATOの米軍基地で原爆を爆発させ、NATOと米国の分断をはかる計画を実行。工作員のペトロフスキー(ピアース・ブロスナン)が西側に潜入して原爆を着実に組みたてる。事態に気付いた英国諜報員のプレストン(マイケル・ケイン)は、ペトロフスキーを追う。が、彼を捕まえようとした瞬間、特殊部隊がペトロフスキーを射殺して事件は闇に葬られる・・・。
出演:マイケル・ケイン、ピアース・ブロスナン、ジョアンナ・キャシディ、ネッド・ビーティ、ジュリアン・グローヴァー、マイケル・ガフ、レイ・マカナリー、イアン・リチャードソン、アントン・ロジャース、キャロライン・ブラキストン
★★★★☆ 目的のためなら手段を選ばず
1987年制作のせいか、全体的にゆったりとしたペースでストーリーが進み、場面展開も緩やかで、落ち着いて観ていられました。内容が進むにつれ、観客に的確な説明がなされるので、置き去りにされることがありません。KGBの冷酷なまでの極秘活動が淡々と描かれ、成果を挙げるべく活動している工作員ですら証拠隠滅の対象になっている厳しさです。若き日のピアース・ブロスナンは元気いっぱいで、素晴らしいアクションでした。軍事基地の近くで小型原子爆弾による爆破を狙ったもので、30年前に制作された映画では設定できたのでしょうが、現代では難しいのではと感じました。極秘活動の裏には、やはり情報戦が脈々と続いているものと思います。
作品の詳細
作品名:第四の核 |
原作名:The Fourth Protocol |
監督:ジョン・マッケンジー |
脚本:フレデリック・フォーサイス |
公開:イギリス 1987年3月20日、日本 劇場未公開 |
上映時間:119分 |
制作国:イギリス |
製作費:600万ドル |
興行収入:1200万ドル |
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