スリラー

ビザンチウム

『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』のニール・ジョーダン監督が20年ぶりに挑んだヴァンパイアムービー

ストーリー:16歳の姿のまま、200年もの時を生きるエレノア(シアーシャ・ローナン)は、永遠の孤独を運命づけられた哀しき少女でありヴァンパイア。8歳年上のクララ(ジェマ・アータートン)に連れられて海辺のリゾート地にやって来る。あらゆる男を魅了してしまう妖艶さを持つクララは“ビザンチウム”というゲストハウスを相続しているノエルを丸めこみ、2人はそこを隠れ家として利用する。そんな中、エレノアは白血病の治療を受けているフランクと出会う。人間以上に繊細でピュアな心を持つ彼女は、血を吸って生き長らえる自分を罪深いと感じ、余命わずかの“人間”フランクとの恋に苦悩する。その一方でエレノアとクララの隠された真実の“物語”が繰り広げられることに・・・。

出演:シアーシャ・ローナン、ジェマ・アータートン、サム・ライリー、ジョニー・リー・ミラー、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、ダニエル・メイズ、マリア・ドイル・ケネディ、トゥーレ・リントハート

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 鬼の鬼いちゃん

ローナンちゃんの優しいヴァンパイア最高だな他の吸血鬼モノとは違うみたいだ全体的に幻想的な映像でラストがまた感動的だった‼

★★★★☆ 吸血鬼モノの新解釈

死にゆく者の命しか奪わない吸血鬼の少女にシアーシャ・ローナンと云う配役がとても良い‥。「つぐない」の時から観て居ますが可憐で硝子の様な瞳に吸い込まれて行きそう。母娘愛と命の尽きる前の純粋な愛のかたち。

★★★★☆ ヒューマンドラマとして見るべき作品

ヴァンパイア映画好きとしては、異色の一本というべきか。ニール・ジョーダン監督の前作、『インタヴュー・ウィズ・ヴァンパイア』も原作ありとはいえ、異色の吸血鬼映画であろう。何が異色かというと、ホラー映画のジャンルの「吸血鬼映画」とは一線を画しているからだ。最初に断っておくが、本作は「インタヴュー~」シリーズの続編ではなく、全く別の吸血鬼映画である。本作では、ヴァンパイアであるということは、ヒューマンドラマの悲劇のモチーフの一つに過ぎない。この作品はそういう視点で見るべきである。自分としては★5の評価をつけたいところだが、敢えて★4にしたのは、ホラー映画とはジャンルがちょっと違うという、ただそれだけの理由から下げたもの。本当は★5をつけてよいと思うお気に入りの作品である。さて、ストーリーの紹介は、商品の説明にある短いもので十分であろう。本作は、ストーリーの進行とともに、感情の細かい起伏を共感していただきたいと思うので、ネタバレはしない方がよいと思われる。ストーリーが進んでいくにつれ、クララとエレノア、この街の関わりが、ねじれた紐を解きほぐすようにわかってくる。海辺の街を背景に、若いエレノアの苦しみ、悲しいクララの過去、それらが悲しいピアノの旋律に乗って、映像が絵のように美しい。ラストでは思わず泣いてしまった。いい映画を見たなあというのが感想である。ホラー映画が苦手な人も、怖い映画ではなく、泣ける映画なので見て大丈夫である。全くの余談ではあるが、この映画、ヴァンパイアになるための方法がちょっと変わっている。

★★★★☆ ヒューマンドラマ

シャーシャ・ローナンとジェマ・アータートン出演の悲哀に満ちた映画と感じました。二児の父である私には、何をしてでもわが子を守るという親の気持ちが痛いほど伝わってきましたね。派手な格闘シーンなどはないので、ヴァンパイア同士のバトル映画だと思って観ると、肩透かしをくらうかもしれません。

★★★☆☆ 見どころがよくわからない(‘・ω・`)

母娘ヴァンパイアになってから200年の年月が経っているという設定ですが200年前のトラウマや行動原理に囚われ続け、男のヴァンパイアたちに命を狙われ続け、逃げ続け現代まで生き延びてしまったという物語。200年も探し続け見つけ出せなかった男のヴァンパイアたちにも驚愕ですが、母親は逃げてる間も男のヴァンパイアたちが作った戒律を律儀にも守ろうとするのが理解できません。男のヴァンパイアたちに見つからなければ何をしても構わないだろうと思うのですが・・・学もなく嘘つきで短絡的な母親と修道院で育てられ道徳を重んじる娘、端から意見や思いが噛みあうわけもなく200年もの間いったい何をやっていたのだろう、なんとも成長のない母娘なのかと思わせる演出と設定がヴァンパイアじゃなく、莫大な借金を背負っているとかでも成立してしまう話の内容はいかがなものかと途中思ってしまいますが、学もなく短絡的で衝動的な母親が一生懸命に娘を守ってきた200年でもあったのです。その時間の長さが母親の愛情の深さを表しているのですが娘にはあまり伝わってない様子でこんな生活もういやっ!!とばかりに自分の道を歩みだそうとします。そのことがいろいろな人に影響を与え波紋をひこ起こすというのが見どころなのかも。

作品の詳細

作品名:ビザンチウム
原作名:Byzantium
監督:ニール・ジョーダン
脚本:モイラ・バフィーニ
公開:イギリス 2013年5月31日、日本 2013年9月28日
上映時間:118分
制作国:イギリス、アイルランド
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