1960~70年代の米映画&TV界で刑事ブームが生まれるきっかけになった刑事アクションの傑作
ストーリー:サンフランシスコ。市警察のタフな刑事フランク・ブリット(スティーブ・マックイーン)は、ギャング組織の壊滅を目指すが、あるギャングは司法取引によって証人になることを受け入れ、当局に保護される道を選ぶ。だが、護衛を担当したブリットのミスでギャングは殺され、彼の相棒であるもうひとりの刑事は重傷を負ってしまう。ブリットは裏社会を通じて証人が生きているという偽の情報を流し、殺し屋を再びおびき寄せる作戦に打って出るのだが・・・。
出演:スティーブ・マックイーン、ジャクリーン・ビセット、ロバート・ヴォーン、ドン・ゴードン、ロバート・デュヴァル、サイモン・オークランド、ノーマン・フェル、ジョーグ・スタンフォード・ブラウン、ジャスティン・タール
★★★★★ マックイーンのカッコよさ!
カーチェイスの場面は、何度も繰り返して視聴するくらい素晴らしいシーンと思います。しかし、この映画の魅力はマックイーンのカッコよさにあります。セリフ、所作、すべてにおいて様になっています。しばらくすると、また見たいと思わせる作品です。アマプラでの視聴は画像や音響が比較的良くて、気に入っています。今後も名作をどんどん公開していただけることを期待しています。
★★★★☆ 初めにブリットありき
カーチェイスというカテゴリーはこの映画から始まったと言っても過言ではない。それほど『ブリット』の中のカーチェイスは後の語りぐさとなり、『フレンチ・コネクション』のウィリアム・フリードキンなどは『ブリット』のカーチェイスを超えるカーチェイスシーンを作れと製作スタッフに命令したそうである。映画は俗に言う刑事ものであり、証人の護衛を依頼された敏腕刑事、ブリットが、その役目に失敗したことから話は始まる。サン・フランシスコを舞台にした刑事ものでは『ダーティ・ハリー』シリーズが有名であるが、初めにブリットありきなのである。穴のない映画ではないから、高いリアリズムを期待していると失望するかもしれないが、刑事ドラマとして、アクションドラマとして、その雰囲気を楽しむべき映画だと思う。マックィーンの格好よさは、今更書くこともないだろう。ジャクリーン・ビセットの美しさも書くだけ無駄だろう。格好のいい男と美しい女。それだけでも映画を楽しめる条件が揃っていると言っていいのかもしれない。
作品の詳細
作品名:ブリット |
原作名:Bullitt |
監督:ピーター・イェーツ |
脚本:アラン・R・トラストマン、ハリー・クライナー |
公開:アメリカ 1968年10月17日、日本 1968年12月21日 |
上映時間:113分 |
制作国:アメリカ |
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