頭脳と運と気力の限りをつくす大手合わせをクライマックスに、勝負師に寄せる女の愛の悲しさを描く
ストーリー:スタッド・ポーカーの名手シンシナティ・キッド(スティーブ・マックイーン)は以前ミシシッピー流域を股にかけた活躍で鳴らしたが、現在はニューオリンズで恋人クリスチャン(チューズデイ・ウェルド)と暮らしている。そこへ30年間タイトルを保持したという老ギャンブラー・ランシーがやって来た。ケチな勝負に飽きていたキッドは名人位の奪取に熱を上げるが、先輩のシューター(カール・マルデン)ら周囲の者たちは彼が思い上がっているとしてこれをたしなめる。そしてついに大勝負の日がやって来て・・・。
出演:スティーブ・マックイーン、エドワード・G・ロビンソン、アン=マーグレット、カール・マルデン、チューズデイ・ウェルド、ジョーン・ブロンデル、リップ・トーン、ジェフ・コーリー、ジャック・ウェストン、キャブ・キャロウェイ
★★★★☆ ポーカーゲームの真髄
まるで『ハスラー』のカード版、という感じの映画ですが、内容はまるで別。こちうらはあくまで敗者の儚さ、脆さを描いています。ランシー(ザ・マン)の言う「この世界に女は必要ない」確かにそうかもしれない。しかしキッドは勝負に負けても、その「女」に救われる。「まるで人生さ」という台詞もあるように、映画の中のカードゲームはまさに何が起こるかわからない。その演出も見事。最後のマクイーンの表情は、冒頭の自信あふれる姿からは想像もできないくらい。繊細な演技をみることができ、かつカードゲームの魅力も楽しめる作品です。
作品の詳細
作品名:シンシナティ・キッド |
原作名:The Cincinnati Kid |
監督:ノーマン・ジュイソン |
脚本:テリー・サザーン、リング・ラードナー・ジュニア |
公開:アメリカ 1965年10月15日、日本 1965年10月30日 |
上映時間:103分 |
制作国:アメリカ |
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