アドベンチャー

王になろうとした男

王になることを夢見てヒマラヤの奥地へ赴いたふたりの男の数奇な冒険を描くスペクタクル・アドベンチャー!

ストーリー:1880年代、インド。ある日、英字新聞記者キプリング(クリストファー・プラマー)の前に、英国人カナハン(マイケル・ケイン)が変わり果てた姿で現われる。そして、彼はある突飛な発想から実行に移した冒険の顛末を語り始めるのだった・・・。カナハンと軍人仲間は、ある時アフガニスタンの秘境カフィリスタンで王になることを決意、キプリングにその旨を伝えて現地へと旅立った。幾多の困難を乗り越え、ついに目指す部族のもとへ辿り着いたふたりだったが・・・。

出演:ショーン・コネリー、マイケル・ケイン、クリストファー・プラマー、サイード・ジャフリー、ジャック・メイ、ドラミ・ラルビ、カルーム・ベン・ボウリ、モハマド・シャムシ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 面白かった

不思議な伝奇映画の形式をちゃんと継承しているところがいいです。荒唐無稽な話ではないという担保を帰って来た男の話でまとめているのですから。しかし、ラストシーンは衝撃ですね。

★★★★★ 悪漢二人の冒険

名匠ジョン・ ヒューストン監督の念願であった企画だそうでそのタイトルは自伝にも使われ、名著となっているそうな。また、ショーン・コネリーが007シリーズのイメージを払拭した映画でもある。監督自身もクリント・イーストウッド監督作の『ホワイトハンターブラックハート』に象撃ちに異常な執念で執着する映画監督としてモデルにされたように何かに執着した男を描かせると超一級品の監督だけにここでも欲と冒険に執着する二人を見事に描ききっている。ただし『黄金』の時のような欲の醜さではなく、本作は冒険と友情の明るい内容となっており脚本、アイディアが秀逸で最後まで飽きさせない。冒険映画好きには見逃せない映画であろう。

★★★★☆ 男の子のロマン・・・昔の?

ジョン・ヒューストンの作品で、前から見たいと思っていました。マイケル・ケインとショーン・コネリーも、好きなイギリス俳優です。原作もインド生まれのイギリス人作家、キップリング。ジョン・ヒューストンはアメリカ人ではありますが、アイルランドの方にも長く気に入った屋敷に住んでいて、ちょっとイギリス人的感性があるのではないか、と思います。この物語は二人の男が誓いを立てて、アフガニスタンのあたりの未開の部族の土地に行ってそこの王になり、宝を自分のものにして、成功する、という目標に向かって頑張る話です。イギリス人って、いろいろな本を読むと、男性が面白いなー、と思うのですが、まず、何かしらの高潔さ、を価値観として意識していますよね。そして、こうと決めた目標のためには、死んでも頑張る、のです。それが守れない男は、価値がなく、また、その価値観で生まれた男同士の友情が、とてもとても大切なのです。たとえ、はた目には愚か、馬鹿なことをやっているかのように見えたとしても。この物語の二人の男も、困難な目標を立てて、頑張るのですが、それを、文明国家の都会では見られないような、中東奥地の秘境を舞台として、山も、村も、民族も、見せてくれます。冒険と危険が好きな男の子たちをわくわくさせる撮影になっています。何かを成し遂げよう、と決めて、それに向かって命を賭して頑張る。その中でいろいろな気持ちを体験する。結果、最初に思っていたようにならなかったとしても、とにかく与えられた命を力いっぱい誠実に生きた、と言えると思います。自分に誠実に生きた。人生って、それでいいのではないか、と思う映画です。いや、そこまで頑張れない人がほとんどで、頑張れたことが、すばらしい、と。

作品の詳細

作品名:王になろうとした男
原作名:The Man Who Would Be King
監督:ジョン・ヒューストン
脚本:ジョン・ヒューストン
公開:アメリカ 1975年12月18日
上映時間:129分
制作国:アメリカ、イギリス
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