ラブ・ロマンス

眺めのいい部屋

封建的思想の残るイギリスを舞台に、新しい世界に旅立とうとするヒロインの姿を爽やかに描くラブ・ストーリー

ストーリー:1907年。名家の娘ルーシー(ヘレナ・ボナム=カーター)は、従姉のシャーロット(マギー・スミス)と一緒にフィレンツェへ。現地に到着してすぐに、宿の部屋からの眺めが良くないとシャーロットが騒ぎ出して困惑するルーシーだが、それを耳にしたジョージ(ジュリアン・サンズ)が部屋の交換を申し出る。その後もフィレンツェの街で再会したルーシーとジョージは、互いを強く意識するように。しかし、その様子に気付いたシャーロットがルーシーを連れて帰国。数か月後、ルーシーはセシル(ダニエル・デイ=ルイス)という男性と婚約する・・・。

出演:ヘレナ・ボナム=カーター、マギー・スミス、ジュリアン・サンズ、ダニエル・デイ=ルイス、デンホルム・エリオット、サイモン・カロウ、パトリック・ゴドフリー、ジュディ・デンチ、アマンダ・ウォーカー、ダニエル・デイ=ルイス

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 恋がしたくなりました

名作と言われていましたがやっと観ました!19世紀イギリスの階級制度に基づく価値観や生活習慣。その中で、紳士、淑女のあるべき姿は理性的で冷静で、教養があること。自立心が強く、同時にその古い価値観を実践する上流階級のお嬢様、ヘレナ・ボナム・カーター演じる主人公のかたくなな態度とは反対の、階級は低いが、内に静かな情熱を秘めたジュリアン・サンズの姿が対照的です。まっすぐなジュリアン・サンズの愛にいつしか主人公も自分の気持ちに気づきますが、演技もとても自然で、本当にすばらしい映画でした。久々に純粋な気持ちで恋がしたくなりました。映画の中で使われていたオペラ、「私のお父さん」も映画にぴったりで、本当に余韻が残る名画でした。

★★★★☆ 生きていること自体、美しい

「美しい人生」という言葉から、どんな人生を想像しますか?この映画には美しい音楽、美しい眺め、美しい感性が散りばめられていますが、この映画は「そもそも生きていること自体が美しいのだ」ということを私に感じさせてくれた映画です。(もしかしたら、そんな意図はなかったのかも知れませんが・・・!)自分の中ので檻に閉じ込めていた本当の「自分」に気づき、愛情をもってそれを気づかせてくれた人と人生を共にする喜び・・・。素敵な映画です。(ついでにヘレナ・ボナム・カーターの良家の子女的美しい発音も大好きです)

作品の詳細

作品名:眺めのいい部屋
原作名:A Room with a View
監督:ジェイムズ・アイヴォリー
脚本:ルース・プラワー・ジャブヴァーラ
公開:イギリス 1986年4月11日、日本 1987年7月25日
上映時間:117分
制作国:イギリス
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