雑誌社で働く編集者と記者たちの物語をつづるヒューマンドラマ
ストーリー:20世紀フランスのとある街には、雑誌「フレンチ・ディスパッチ」の編集部があり、個性的な人々が集まっていた。国際問題はもとより、アートやファッション、美食などのユニークな記事で雑誌は人気があった。だが、ある日仕事中に編集長が急死し、彼の遺言により、フレンチ・ディスパッチ誌の廃刊が決定したため、編集者や記者たちは最終号を発行する・・・。
出演:ベニチオ・デル・トロ、フランシス・マクドーマンド、ジェフリー・ライト、エイドリアン・ブロディ、ティルダ・スウィントン、ティモシー・シャラメ、オーウェン・ウィルソン、ビル・マーレイ、リーヴ・シュレイバー、エリザベス・モス、エドワード・ノートン、ウィレム・デフォー、シアーシャ・ローナン、セシル・ドゥ・フランス、アンジェリカ・ヒューストン
★★★★★ ウェス・アンダーソンの玉手箱
ウェス・アンダーソン監督が好きな事を詰め込んだ玉手箱。鑑賞だけでなく手元に残して置きたい、そんな愛らしい作品。キャスト、画角、演出、小道具。さらには、道ゆく端役の表情に至るまでが、愛おしく洒落ている。ウィットのきいた笑いと、こだわり抜いたお洒落な世界観。まるで上品すぎるドリフターズのコントを見ているようだ。4つのエピソードはそれぞれ味があるが、「確固たる(コンクリートの)名作」は、全裸のレア・セドゥに驚き、ベニチオ・デル・トロが車椅子で追いかけるシーンで声を出して笑った。とはいえ、全編に渡り、淡々としたその物語と、説明の多い台詞選びは、やや難解で、観るものを選ぶだろう。まさにウェス・アンダーソンによるウェス・アンダーソン好きの為の映画だ。
作品の詳細
作品名:フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊 |
原作名:The French Dispatch of the Liberty, Kansas Evening Sun |
監督:ウェス・アンダーソン |
脚本:ウェス・アンダーソン |
公開:アメリカ 2021年10月22日、日本 2022年1月28日 |
上映時間:103分 |
制作国:アメリカ |
製作費:2500万ドル |
興行収入:4600万ドル |
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