女性警官と連続無差別殺人犯との息詰まる対決をキャスリン・ビグロー監督がドラマチックに描いた傑作アクション
ストーリー:幼少期から警官に憧れていたメーガン・ターナー(ジェイミー・リー・カーティス)は、ポリス・アカデミーを卒業し念願叶ってニューヨーク市警察に任官する。だが、メーガンは初めてのパトロールでスーパーマーケット強盗を発見、自分に拳銃を向けた強盗を射殺するものの、犯人の拳銃は何者かに持ち去られてしまい、過剰行為として停職処分を受けてしまう。銃を持ち去ったのは偶然スーパーマーケットに居合わせたトレーダーのユージン・ハント(ロン・シルヴァー)。ハントは銃の持つ圧倒的な暴力に魅了され、不意に通りがかりの人間を射殺、その後も深夜のニューヨークで無差別殺人を繰り返してゆく・・・。
出演:ジェイミー・リー・カーティス、ロン・シルヴァー、クランシー・ブラウン、エリザベス・ペーニャ、ルイーズ・フレッチャー、フィリップ・ボスコ、ケヴィン・ダン、リチャード・ジェンキンス、マット・クレイヴン、トム・サイズモア
★★★★★ 銃社会は恐ろしい!
アメリカ銃社会ならではの話で、実際にあってもおかしくはない、キャサリン・ビグロー監督作品は大好きで面白いです!
★★★★★ アブノーマル感濃厚なスリラー
女優にも負けないくらい美しいキャサリン・ピグロー監督のスリラー。脚本には『ヒッチャー』のエリック・レッドが参加しており、アブノーマル感濃厚な映画になっています。ヒロインのジェイミー・リー・カーティスの警官姿もそれに拍車をかけており、とても魅力的。無名時代のトム・サイズモアが相手のコンビニシーンのスリルは必見です。
★★★★☆ アメリカが撃てば正義!?
銃で人を撃つ。警官が撃てば『正義』。一般人が撃てば『犯人』。ジェイミー・リー・カーティス扮するメーガンは、勤務初日のパトカーの中で、同僚に「なぜ警官になったのか?」と問われ、「人を撃ちたいから」と答える。これは正直な気持ちかもしれない。しかし、一般的には「市民の安全を守るため」が理想的な回答だろう。(実際、映画の後半では、メーガンも模範解答をするようになる)映画のラスト、メーガンと犯人は壮絶な撃ち合いを展開する。ここから射程を広げると、アメリカのやっていることも同じなのではないか?アメリカが撃てば正義、それ以外は犯人、キャスリン・ビグローのその後の作品を観ると、そんなことを考えさせられる。ブルー・スチールというのは、拳銃に施される表面処理のことだそうだが、人間も、そういう表面処理を施されて、ブルーの制服に身をつつめば、NY市警で一人前の警官になれるのかもしれない。というようなことを考えずに、ジェイミーのカッコよさだけを観てもいいのかもしれない。ドシャ降りの雨のシーンが美しいです。
作品の詳細
作品名:ブルースチール |
原作名:Blue Steel |
監督:キャスリン・ビグロー |
脚本:キャスリン・ビグロー |
公開:アメリカ 1990年3月16日、日本 1990年4月28日 |
上映時間:102分 |
制作国:アメリカ |
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