スリラー

レッド・ドラゴン

≪悪の根源≫を知る為には、その原点に戻らねばならない。

アカデミー賞主要5部門を独占した『羊たちの沈黙』から11年。衝撃作『ハンニバル』を経て、今、”レクター”シリーズの最高傑作が誕生した。全米で10月4日に公開されるや10月封切り作品として映画史を塗り替える新記録を樹立した『レッド・ドラゴン』は、シリーズの第1章であると同時に、レクターの恐るべき全貌が明かされる3部作の中で最も恐るべき物語である。シリーズ全2作を超えるため製作スタッフは、オスカー俳優を含めた豪華な演技派俳優陣をズラリ揃え、更に『羊たちの沈黙』の脚本家を再び起用するなど、完全な態勢で挑んだ。結果、”サイコ・スリラーの域を超えた『羊たちの沈黙』に匹敵する傑作!”と全米のマスコミに絶賛され、アカデミー賞の呼び声も高い。

レクターの全貌が明らかに、そして、新たなる殺人鬼が・・・

ハンニバル・レクター・・・類まれなる知性を誇り、何ものも見透かす洞察力と天才的頭脳を持った殺人鬼。冷徹で聡明な怪物。しかし、その残虐さと非道さで底知れぬ恐怖を媒介しながら、なおかつ私たちを妖しく魅了せずにはおかない。レクターのカリスマ性を完全なものとする謎に応えながら、本作品ではもう一人の殺人鬼レッド・ドラゴンの存在をクローズアップする。二組の家族全員をむごたらしく惨殺、被害者の眼に鏡の破片を差し込み、噛み傷を残す殺人鬼。この連続殺人は、卓越したプロファイラーでありながらレクター事件の衝撃で精神的に傷つき、引退した元FBI捜査官ウィル・グレアムが捜査に加わったことからレクターに結びつき、ここにグレアム、レッドド・ラゴンの三つ巴のドラマが繰り広げられていくのだ。

ストーリー:天才精神科医、レクター博士(アンソニー・ホプキンス)が、連続猟奇殺人犯であることを見抜き、重傷を負いながらも彼を逮捕したFBI捜査官グレアム(エドワード・ノートン)。しかし精魂尽き果てた彼はFBIを辞職、妻子とともに隠遁生活を送っていた。そんなある日、元上司のクロフォード(ハーヴェイ・カイテル)が突然現れ、満月の夜に2つの家族を惨殺した殺人鬼””咬み付き魔”の捜査を依頼する。グレアムは事件解決の糸口を探るため、ガラス張りの牢獄にいるレクター博士と再会することを決意。だがそれは、レクター、グレアム、殺人鬼の絶する新たな死闘の始まりに過ぎなかった・・・。

出演:アンソニー・ホプキンス、エドワード・ノートン、レイフ・ファインズ、ハーヴェイ・カイテル、エミリー・ワトソン、メアリー=ルイーズ・パーカー、フィリップ・シーモア・ホフマン、フランキー・フェイソン

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 前作からの復活!

前作の『ハンニバル』は、第一作の『羊たちの沈黙』と比べて、インパクトの薄い映画に仕上がっていたので、あまり今回も期待はしていなかった。しかし、蓋を開けてみると、羊たちの沈黙以上の作品になっていたと私は感じた。エドワード・ノートンの演技とアンソニー・ホプキンスの演技がうまく絡まった作品であった。ストーリーも最初から最後までハラハラ、ドキドキものであった。また、作品の最後の映像は第一作の「羊たちの沈黙」に続くものがあり、そのまま続けて「羊たちの沈黙」を見たいと思わせるものであった。

★★★★★ 全てがここから始まる

『ハンニバル』でかなりがっかりさせられましたが、この最新作は期待を素晴らしい方向で裏切ってくれました。主な役者は、グラハム刑事とレクター博士、そして殺人鬼。レクター博士は言うまでもありませんが、特にグラハム刑事は、ジョディ・フォスターを凌ぐほどの緊迫した演技を見せてくれます。何よりも特筆すべきは、この作品で初めて、殺人鬼の狂気と悲しみ、更には愛までが描かれているということ。人と怪物の狭間で揺れる、悲しき殺人鬼。その彼を、一体レクター博士はどう分析し、どんな助言を下すのか。捜査に協力しながら、博士は何を心で考えて、何を企んでいるのか。文字通り、読めない展開に最後の最後まで目が離せません。余談ですが、第一弾の「羊たち〜」のファンには堪らないシーンが、こっそり準備されてます。シリーズが繋がった瞬間、グッときました。

★★★★☆ エドワード・ノートンの魅力満載

最初は疲れ果てた中年のオヤジという印象だったが、ずっと見ていくうちに凄い魅力のある役者だと思った。アンソニー・ホプキンスは歳を取り過ぎのせいか、『羊たちの沈黙』の時よりも圧倒的な演技力というものを感じなかった。そのかわりノートンに関しては余すとこなく魅力満載だと思った。

★★★★☆ 役者が揃ってる!

映画を見る前にも、小説で読んでましたが改めてDVDで観て役者がそれぞれいい演技をしていると感心しました。ジョディー・フォスターの大ファンなので3部作では「羊たちの沈黙」が1番かなと思いますが、それ抜きだったらこの映画がいちばん原作を忠実に描ききっているかな。それと、ジョディー・フォスター主演&この監督で『ハンニバル』を撮りなおして欲しいんだけどなぁ!これは俺だけじゃないと思いますが・・・・。

作品の詳細

作品名:レッド・ドラゴン
原作名:Red Dragon
監督:ブレット・ラトナー
脚本:テッド・タリー
原作:トマス・ハリス『レッド・ドラゴン』
公開:アメリカ 2002年9月30日、日本 2003年2月8日
上映時間:124分
制作国:アメリカ、ドイツ
製作費:7800万ドル
興行収入:2億900万ドル
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