1992年のロス暴動を背景にしたジェームズ・エルロイの原作を基に、ロス市警の腐敗を描く
ストーリー:1992年、ロサンゼルス。世間が“ロドニー・キング事件”の評決に注目していた頃、スーパーで強盗殺人事件が発生する。事件を担当することになったのは、ロス市警のベテラン刑事ペリー(カート・ラッセル)と、新人刑事のボビー(スコット・スピードマン)。彼らはふたりの容疑者を特定し、上司のジャックに報告する。しかし容疑者はジャックの情報屋だった。そのためふたりを見逃し、代わりに別のチンピラを殺害して犯人に仕立て上げるよう命じられる。ボビーは憤慨するが・・・。
出演:カート・ラッセル、スコット・スピードマン、マイケル・ミシェル、ブレンダン・グリーソン、ヴィング・レイムス、クルプト、ダッシュ・ミホク、ジョナサン・バンクス、ロリータ・ダヴィドヴィッチ、カンディ・アレクサンダー
★★★★☆ 重いテーマは流れていても娯楽作品として合格
警察内部に白人と黒人の人種差別問題が根深く存在している事実をさらけ出し、そこを出発点にしてストーリーが進む。カートラッセル扮する刑事、彼の上司がきわめつけ。しかも犯人でっち上げが横行。上司の顔色をうかがいながら昇進をめざして仕事をしてきたものの、ある日ついに見逃せない一線を越えた命令を受けるカートラッセル。家族、恋人、友人、同僚たちとの関係が一気に変わる。実際に起こったロス暴動を絡めて、大きな問題が提起されている。本当の題名は「Dark Blue]。警察が名誉とする青い制服のこと。さて自分はみずから誇れる警官か?理屈っぽい作品ではありません。あのカートラッセルが刑事役で出演しているのです。ハラハラドキドキ楽しくないわけないじゃないですか。
作品の詳細
作品名:ダーク・スティール |
原作名:Dark Blue |
監督:ロン・シェルトン |
脚本:デヴィッド・エアー |
公開:アメリカ 2003年2月21日、日本 劇場未公開 |
上映時間:118分 |
制作国:アメリカ |
製作費:1500万ドル |
興行収入:1200万ドル |
Amazonで探す |
Amazonプライム30日間無料体験を試す |