スリラー

消えた天使

真犯人は、“登録者(やつら)”の中にいる

『インファナル・アフェア』三部作の鬼才アンドリュー・ラウ監督、ハリウッド進出第1弾!

ストーリー:18年間、性犯罪登録者の監視を続けてきた監察官エロル・バベッジ(リチャード・ギア)。職務に忠実なあまり精神的にも追い詰められ、上司から退職を言い渡された彼は、後任となるアリソン・ラウリー(クレア・デインズ)の指導を任される。その頃、10代の少女の誘拐/失踪事件が発生する。バベッジは、自分が監視を続けている前科者の仕業だと確信し、アリソンとともに捜査を開始。しかし、彼女は彼の手荒な捜査方法に疑問を感じる。果たしてバベッジは本当に少女を助けようとしているのか、それとも自身の中にある闇の深みにはまってしまったのか・・・。

出演:リチャード・ギア、クレア・デインズ、アヴリル・ラヴィーン、ケイディー・ストリックランド、レイ・ワイズ、ラッセル・サムズ、マット・シュルツ、クリスティーナ・シスコ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 現実はより酷い…

もちろん映画なので、早く警察を呼べとか、なんでわざわざ窮地に陥るんだとかいう、まぁお決まりの煽りはありますが、現実にはこれ以上の悲惨で残酷な現実が数多く存在し、また知られないまま埋もれている事件も山のようにあるんでしょう。今、この瞬間にも・・・。

★★★★★ 「消えた天使」とは誰なのか。

二分に一人、性犯罪の犠牲者が増えている。性犯罪者一人につき、犠牲者は100人。こんな現状をかかえる犯罪大国アメリカだからこそ、出てきたストーリー。けれど、知っていますか?アメリカで起きた犯罪は約10年後には日本でも起こるというデータがあるんです。今はどこか遠い響きをもった「性犯罪」ではありますが、近い将来身近なものになっているかもしれません。この映画はわずか105分という短さの中で、常に視聴者に『人間の弱さ』を語りかけてくる映画でした。何度も劇中に出てくる「人が深淵をのぞき見るとき、深淵もまた、人をのぞいているのだ」「人は怪物を倒そうとする時、自らが怪物にならぬよう気をつけねばいけない」という言葉には映画を見て2ヶ月以上経った今でもゾクリと来るものがあります。ラストでは主人公達が探し続けていた犯罪者が見つかるわけですが、少し意外な人物かもしれません。映画のタイトルである「消えた天使」、それは一体誰なのか。きっと、映画を見る前と後では、思い浮かぶ人物が変わっているはずです。テーマがテーマですので娯楽としてみるには☆1つかもしれませんが、真剣に社会問題と向き合いたいと思っている人には価値ある映画だと思います。

★★★☆☆ リアルで重いかな

性犯罪者と向き合う監察官の戦いを描いた作品。リチャード・ギアの演技もよく、演出もいいんだけど、性犯罪者の現実がリアルに迫ってきて鑑賞するにはちょっと覚悟がいるかな。クレア・デインズの奮闘ぶりは拍手です。

作品の詳細

作品名:消えた天使
原作名:The Flock
監督:アンドリュー・ラウ
脚本:クレイヴ・ミッチェル
公開:アメリカ 2007年11月22日、日本 2007年8月4日
上映時間:105分
制作国:アメリカ
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