原作は実際に起きた事件を基にしたジョゼフ・ヘイズ作のベストセラー小説
ストーリー:インディアナポリス郊外に住む中流サラリーマン家庭のヒリアード一家は主人のダン(フレドリック・マーチ)と妻のエリナー(マーサ・スコット)、娘のシンディに幼い息子のラルフ(リチャード・アイアー)の4人ぐらし。シンディにはチャックという恋人がいた。ある朝、ダンとシンディが仕事へ、ラルフが学校へと出かけた後、エリナーひとりの家に、3人の脱獄囚が押し入って来た。グレン(ハンフリー・ボガート)と弟のハル(デューイ・マーティン)、仲間のサム(ロバート・ミドルトン)の3人であった。彼等はピッツバーグにいるグレンの情婦モリーが高とびの金を届けてくるまで、この家に隠れていようというのだった・・・。
出演:ハンフリー・ボガート、フレドリック・マーチ、アーサー・ケネディ、マーサ・スコット、デューイ・マーティン、ギグ・ヤング、メアリー・マーフィ、リチャード・アイアー、ロバート・ミドルトン、レイ・ティール
★★★★★ 大傑作です❗️
脱獄囚がちょっとだけ寄らせてもらうはずが、次から次に想定外の事が起き、ハラハラドキドキです。犯罪映画ですが、家族愛、男女愛、良心、色々と考えさせられます。大好きな映画です。さすがウィリアム・ワイラー監督‼️
★★★★☆ 古典的基本的筋書き
1955年作、白黒作品。脱獄囚3人が平和な家族のもとに押し入ってくる。グレン(ハンフリー・ボガード)がとことん冷酷無比なボス役。家の主人ダンは家 族を守るため、グレンとの必死の息詰まる駆け引きが始まる。同時に家族の絆は強固になっていく。「人質監禁立てこもり事件」のまさに基本形。この作品の特 徴は無駄が一切ないこと。ダンだけではなく妻も子供たちも自分なりに囚人たちに立ち向かう。「手に汗握る」とはこのこと。終盤グレンは「つまらない人生な ど要らない」と口にする。彼の内面を垣間見ることが出来る唯一の台詞。ハンフリー・ボガードがワルを演ずることへの興味は完全に満たされた。ウィリアム・ワイラー監督の手腕にも脱帽。
作品の詳細
作品名:必死の逃亡者 |
原作名:The Desperate Hours |
監督:ウィリアム・ワイラー |
脚本:ジョセフ・ヘイズ |
公開:アメリカ 1955年10月5日、日本 1956年3月16日 |
上映時間:112分 |
制作国:アメリカ |
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