ドラマ

理想の女

いい女は2種類しかいない。全てを知り尽くした女と何も知らない女

ストーリー:ニューヨーク社交界の華として知られる若いメグ・ウィンダミア(スカーレット・ヨハンソン)と夫ロバート(マーク・アンバース)は、セレブが集う南イタリアの避暑地アマルフィにバカンスに訪れた。そこでメグは魅惑的なアメリカ人女性アイリーン(ヘレン・ハント)と出会う。周囲の中傷にも負けず、奔放な恋愛遍歴を重ねてきたアイリーンと、生涯を誓い合ったひとりの夫に純粋な愛を捧ぐメグ。やがて、社交界で囁かれるアイリーンと夫の密会の噂。傷つき混乱するメグ。だが、メグは知る由もなかった。このスキャンダルの陰に自分自身の出生にまつわる秘密が隠されていたことを・・・。

出演:スカーレット・ヨハンソン、ヘレン・ハント、トム・ウィルキンソン、マーク・アンバース、スティーヴン・キャンベル・ムーア、ディアナ・ハードキャッスル、ロジャー・ハモンド、ジェーン・ハウ、ジョルジア・マセッティ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 原作は戯曲

原作は、オスカー・ワイルドの戯曲「ウィンダミア卿夫人の扇」。舞台がイタリア・アマルフィに、主人公ウィンダミア夫妻はアメリカ人へと変更されていますが、違和感は全くありません。 アメリカやイギリスの上流階級の男女が、ひと夏を過ごす、小さな社交界は、まさに噂に飢えた羊の仮面をかぶった狼の群れ。ひょっとしたら、防犯カメラや盗聴器より性能がいいかもしれません。オスカー・ワイルドの戯曲が原作ですから、ウィットに富んだ会話、エスプリが効いていて、特に、女性や結婚に対する紳士の会話は結構笑えます。スカーレット・ヨハンソンは、若く美しくのですが、深窓の令嬢、貞淑な妻というメグ役を演じるには、妖艶すぎます。酸いも甘いも噛み分けたミステリアスな女性ミセス・アーリンを演じたヘレン・ハントは、どんな男性をも虜にするほどの魅力を持っているようには思えなかったのが残念です。メグとミセス・アーリンのヨットでの絡みからラストシーンまでは、「そういうことだったのね」と腑に落ちるとともに、この作品の原題“A Good Woman”が入れ替わるときです。「ウィンダミア夫人の扇」も、重要なツールです。アマルフィの風景、別荘、スカーレット・ヨハンソンのファッションはとても素敵でした。

★★★★☆ 熟年者へのお薦め恋愛映画

原作がオスカー・ワイルドなので、さすがの展開。特に大人の女性を演じているヘレンハントが秀逸。酸いも甘いも経験した大人の方々にお薦めです。

★★★★☆ 意外にも面白かった

退屈するのではないかと思ったが、ストーリーが展開するにつれて引き込まれる。ヘレン=ハントが大変魅力的な女を見事に演じている。男性の目にどう映るかはわからないが、女性の私から見ると、スカーレット=ヨハンソンが若い分だけ映画の中で有利かと思ったが、ヘレン=ハントのほうが数倍魅力的だった。女性に嫌われるが男性に好かれる女性を嫌味なくいやらしくもなくサラリと演じている。まさに「いい女」だった。それが映画を説得力あるものに仕立てている。この映画、悪くないですよ。

作品の詳細

作品名:理想の女
原作名:A Good Woman
監督:マイク・バーカー
脚本:ハワード・ハイメルスタイン
原作:オスカー・ワイルド『ウィンダミア卿夫人の扇』
公開:イギリス 2005年5月13日、日本 2005年9月10日
上映時間:93分
制作国:アメリカ、イギリス、イタリア、スペイン
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