航空交通管制で働く男たちのドラマ
ストーリー:NYの空を預かる航空管制官として異常なまでに緊迫の日々を送るニック(ジョン・キューザック)。彼の職場に新任のラッセル(ビリー・ボブ・ソーントン)がやってきた。自分がトップと自認していたニックだが、ラッセルは総てが彼の上を行く「できるヤツ」。その上、彼の妻メアリー・ベル(アンジェリーナ・ジョリー)は驚くばかりにセクシー! ある日ニックはメアリー・ベルと関係してしまうのだが・・・。
出演:ジョン・キューザック、ビリー・ボブ・ソーントン、アンジェリーナ・ジョリー、ケイト・ブランシェット、ジェイク・ウェバー、カート・フラー、ヴィッキー・ルイス、マット・ロス
★★★★★ コメディじゃないけど笑えます。
ジョン・キューザック目当てで見たのですが、ビリー・ボブ・ソーントンとアンジョリーナ・ジョリーの狂った夫婦にツボりました!イタリアンレストランでの歌のシーンが何度見ても笑えます。賛否両論ありそうですが、マルクスブラザーズ系のナンセンスな笑いが好きな方にはおススメだと思います。
★★★★★ ブレイク前のアンジー、ケイト、ビリーボブが勢ぞろい
本やネットで色々な批評を読んだけど、あんまり評判よくなくて、「航空サスペンスなのか、不倫モノか、男の友情モノか、ハッキリしろ」みたいな、脚本に対する批判が多かったような気がする。しかし、それは、ジャンルで映画を見る人の言い草で、何の先入観も持たずに単なるドラマとして見れば、かなり面白いはず。俳優たちが素晴らしい。アンジーもケイトもビリーボブも今ほどのスターになってなかった頃に勢ぞろいしたわけで、そういう意味でも貴重な作品です。
★★★★☆ 大変なんだなぁ
航空管制官という常に神経質でストレスのたまりやすい職業。パイロットや空港はしばしばとりあげられます。しかし縁の下の力持ち的存在である管制官に目を向けたのは良い着眼点かと思います。ソーントン、ジョリー元夫妻のなんともいえぬ濃さは気になりますが、キューザックのストレスとの闘いで被害妄想はたまた同僚の妻との不倫に走ってしまうなど、人間らしいのかとも思いました。『狂っちゃいないぜ』…いいえ充分狂ってますという感じの痛快心のアクション。
★★★★☆ あなたの周りにもいませんか?
どんな所にも人目をおくちょっと変わった存在の人っていますよね?そんな変わり者と主人公の友情、そしてちょっとしたおいたを恋愛ドラマにした映画です。最後はちょっぴり感動しちゃったな〜。
★★☆☆☆ 一番の敗因は脚本
激しいストレスが原因で私生活に破綻をきたすことも珍しくない航空管制官たちを取材した新聞の特集記事を脚色して仕上げた一本とのことですが、想像がつく範囲に落着させたストーリー展開に、新鮮さを感じることはありませんでした。脚色担当のチャールズ兄弟が主にテレビの連続ドラマの世界で仕事をしてきた人たちであるために、勝手の違う映画の世界で要求されるスケールとスピードを伴った脚本を書くことができなかったのでしょう。例えば「爆弾騒ぎ」の展開などは随分と小ぢんまりした話で終わっています。「滑走路で吹き飛ばされる」シーンも今どきのハリウッド映画とは思えないような稚拙さです。エンディングもちょっとご都合主義に走ったという印象を持ちました。航空管制官の世界がとてもクセのある世界だということは分かりましたが、この映画で繰り広げられる出来事を自らに引き寄せて共感をもって考えることは最後まで出来ませんでした。なお原題の「Pushing Tin」とは航空管制官が画面上で航空機を誘導していく様を指す専門用語のことです。
作品の詳細
作品名:狂っちゃいないぜ |
原作名:Pushing Tin |
監督:マイク・ニューウェル |
脚本:グレン・チャールズ |
公開:アメリカ 1999年4月23日、2000年1月15日 |
上映時間:124分 |
制作国:アメリカ |
製作費:3300万ドル |
興行収入:800万ドル |
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