ドラマ

ラスト・ウィークエンド

多彩な大人の男女が抱えた苦悩を描く、アンサンブルドラマ

ストーリー:レイバー・デーの3日前である金曜。かつて事業に成功したマルコム(クリス・マルキー)とセリア(パトリシア・クラークソン)というグリーン夫妻が住む大邸宅に、彼らの息子、テオ(ザッカリー・ブース)とロジャー(ジョゼフ・クロス)が友人たちを連れて久しぶりに帰って来る。みんなそろって週末を楽しむためだ。しかし、セリアは自分が歩んできた人生に疑問を抱き、邸宅を売ろうかどうか悩んでいた。ゲイで恋人を同伴しているテオなど、他の人々にも問題が。土曜日に起きたある事故のせいで、セリアの心はさらに不安定に・・・。

出演:パトリシア・クラークソン、ザッカリー・ブース、ジョゼフ・クロス、ルティナ・ウェスリー、ジュリオ・オスカー・メチョソ、クリス・マルキー

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 極細ペンで心の中に描いた。。。

映像が美しい。人生を自分の手で織りなしてきた主人公の深い思い、感情のすれ違いすらふとしたきっかけで心の景色が変化してゆく。美しい邸宅の装飾品はそんな心の繊細さを現しているのだろうか・・・。ひと針ひと針しつらえたキルティング・細かく編み上げた籠生け花を丁寧にセッティングする姿や主人公が毎夕撮り溜める夕焼けのフォト、いくつもの麦わら帽が壁にかけられ・・・。繊細な感性に感動しました。

★★★★★ もし自分が30代でこの作品を観てたらきっと退屈だったことでしょう。

独女時代のときはコメディが痛感するほど笑えるようになり、40代を過ぎて昔見た作品の意図が初めて分かったり再発見している2男の母です。息子が親を遠ざける歳になり(自立した男として健全なことですが)母親としてそこに向かうとき、家族と周囲との関係、そこからの自分の人生を考えるときの気持ちがよく分かります。ひとつではない感情を穏やかに描写できていて素敵な作品だと思いました。人生にオチや答えなんてないので。

★★★★☆ 子育てが終わった方向きの映画

この映画の何が素敵かと言えば美しい映像、リッチなタホ湖の別荘での生活そのもの。内容は人生を楽しみ、豊かに暮らしている家族の物語です。そもそもこのストーリーは子育てを終えた喪失感を理解できない方には面白くないかと思います。私はまだ子育て中ですがあと10年経ったら主人公の母親と同じような事を感じるのかもしれないと思いました。ただここまで子供べったりではないかな。専業主婦らしき主人公の視野の狭さや配慮の無さ、余計な一言は子育てだけのママ友を見ているとあるあるです。美しい風景を堪能させていただきました。

作品の詳細

作品名:ラスト・ウィークエンド
原作名:Last Weekend
監督:トム・ドルビー、トム・ウィリアムズ
脚本:トム・ドルビー
公開:2014年5月2日
上映時間:95分
制作国:アメリカ
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