ドラマ

パリ、テキサス

荒野の果てに何があるのか・・・トラヴィスは歩き続ける

ストーリー:4年前に失踪した中年男トラビス(ハリー・ディーン・スタントン)が、テキサスで発見された。弟のウォルト(ディーン・ストックウェル)は妻アンヌ(オーロール・クレマン)と暮らすロサンゼルスの自宅に、記憶喪失の彼を連れて行く。そこにはトラビスの7歳になる息子ハンター(ハンター・カーソン)が同居していた。ぎこちない再会を経て、ふたりの間に次第に親子の感情が蘇る。そしてトラビスは行方不明の妻ジェーン(ナスターシャ・キンスキー)を探すため、ハンターを連れて旅に出る・・・。

出演:ハリー・ディーン・スタントン、サム・ベリー、ベルンハルト・ヴィッキ、ディーン・ストックウェル、オーロール・クレマン、クラッシー・モビリー、ハンター・カーソン、ヴィヴァ、ソコロ・ヴァンデス、ナスターシャ・キンスキー、ジョン・ルーリー

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 最高の映画

今までに観た映画の中で1番好きな映画であり、自分が映画を好きになるきっかけとなった映画です。劇中の多くの印象的なシーンに、鑑賞する度に心を突き動かされるような気持ちになります。

★★★★★ 長さを感じさせない刺激的な作品

映像は主人公のトラヴィスが荒涼とした砂漠を無心に一直線に歩く姿よりはじまる。彼はあまりにも繊細でなおかつあまりにもある人を愛したがためにその愛を制御できず、結婚生活を崩壊させてしまった人。その過去さえも受け止められなかった彼が幼い息子と再会して、別れた女性を探す旅にでる。自分探しの旅にでる。長時間にわたる映画なるもトラヴィスの内面が極めて生き生きとした形で伝わってきて退屈せず、刺激的でありつづける。風俗店のマジックミラー越しに妻と再会する時はそこに一言二言の言葉の交わりしかないものの極めて濃密な時間。時間とはやはり内容ではなくわれわれの思いが濃い、感動的な時間を形成するのだとつくづく感じさせる。storyは単純、そんなに入り組むことも無いが、しかし内容は極めて濃密で豊穣な作品。

★★★★☆ 得られない幸福を求める幸福

フランスには、パリがある。アメリカのテキサスには、パリはない。行ったことのないところには、幸福がある。行ったところには、幸福はない。そのため、幸福を求めて彷徨う。すると、得られない幸福を求めることに、幸福を感じるのだろう。もはや、開き直るしかないのかもしれない。マイホームなどは、どこにもない。

作品の詳細

作品名:パリ、テキサス
原作名:Paris,Texas
監督:ヴィム・ヴェンダース
脚本:L・M・キット・カーソン
公開:フランス 1984年9月19日、日本 1985年9月7日
上映時間:147分
制作国:フランス、西ドイツ
製作費:180万ドル
興行収入:220万ドル
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