未払い臓器を回収(レポ)せよ。近未来の闇に存在する<合法的殺し屋>=レポゼッション・メン
ストーリー:近未来、巨大企業ユニオン社が製造する高価な人工臓器によって、人類はかつてない長寿を得ていた。しかし人工臓器のローン返済が不可能になると、ユニオン社の「レポゼッション・メン(レポメン)」が容赦なくその臓器を回収(レポ)する。まさに彼らは合法的な殺し屋だった。レポメンのレミー(ジュード・ロウ)はある日、取り立てに失敗し重傷を負った。そして、人工臓器を体に埋め込まれてしまう。多額の負債を抱えて追われる身となった彼は、かつての同僚(フォレスト・ウィテカー)やユニオン社と闘う決意をするが・・・。
出演:ジュード・ロウ、フォレスト・ウィテカー、リーヴ・シュレイバー、アリシー・ブラガ、カリス・ファン・ハウテン、チャンドラー・カンタベリー、イヴェット・ニコール・ブラウン、ライザ・ラピラ、ティファニー・エスペンセン、RZA
★★★★★ 面白かった。
事前の知識は何もなく、何となく面白そうだなあと新作?だったので見たが、グイグイ引き込まれ衝撃の?ラストまで一気に見てしまった。後になって思えば、このキャストでショボい映画のはずもなかったか。
★★★★★ 狂った未来像
ブラックユーモア、というのでしょうか。命や人間関係が驚くほど軽い、倫理観もきわめて薄い、過剰にグロテスクで、それが映像で美化されている狂った演出と世界観。そしてある意味救いのないラスト。名作『スターシップ・トゥルーパーズ』に近いものを感じました。ただあちらは爽快がありましたが、こちらはただただ陰惨かもしれません。個人的にはラストの後味の悪さを含めて未来映画の傑作だと思いますが、ハッピーエンドが好きな方、爽やかな感動を求める方には絶対にオススメできません。
★★★★☆ 誇張だね
中々面白いディストピア。現実の高額な臓器移植や、ホントにあるのかな?と思う臓器の闇取引、健康の二文字に幾らでも金を払いたがる人、戦争・・・、こういうのが折り重なって表面に分厚く積もったときこういう世界になるんだろうなと十分連想できる。多分、この「レポメン」世界は戦争特需を引きずった戦後の状態で、戦争で儲けたサイバネティクス企業がまだイケイケな状況なんだと思う、けど数年もするとこういう荒業は回らなくなるだろうね。ディストピアは個人では一切解決しないのが常、多少荒業かなとは思ったけど最後まで観たとき最初からそうかよってなる中々面白いオチだった。
作品の詳細
作品名:レポゼッション・メン |
原作名:Repo Men |
監督:ミゲル・サポチニク |
脚本:エリック・ガルシア |
公開:アメリカ 2010年3月19日、日本 2010年7月2日 |
上映時間:111分 |
制作国:アメリカ、カナダ |
製作費:3200万ドル |
興行収入:1800万ドル |
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