知的障害を持つ青年と、複雑な家庭に育った10歳の多感な少女との心の交流を描いたヒューマン・ドラマ
ストーリー:1960年代後半、ペンシルバニア州の小さな田舎町。10歳になるハリエット(エヴァン・レイチェル・ウッド)は家族で経営するモーテルで暮らしている。母はアル中、姉は何人もの男と寝ているふしだらな女。夢の世界に生きる彼女は、本当に自分を理解してくれる場所に行きたいと願っていた。そんなある日、ハリエットは知的障害を持つ青年リッキー(ケヴィン・ベーコン)と出会い、二人だけが互いを理解し合えると気づく・・・。
出演:エヴァン・レイチェル・ウッド、ケヴィン・ベーコン、メアリー・スチュアート・マスターソン、マリアン・セルデス、キャシー・モリアーティ
★★★★☆ 現実的なことをサラッと描いてるという感じ
子供は自由でいいなぁ〜などと大人はよくいいますが、この映画を観ると子供の頃によく感じていた『子供であることの不自由さ』みたいな物を思い出しました。子供の頃は逆に早く大人になりたい、自由になりたいとかよく言っていたのに、結局は大人には大人の責任ってもんがあって、自由がきかないし、子供は大人なしじゃ生けていけません。主人公が子供である現実を受け入れたくない少女なら、主人公の姉は大人になりきれない大人といったところでしょうか。知的障害を持つ青年リッキーが現実をよく理解しているところもなんだか切ない。淡々としてますが、いろんな事を考えさせられてしまう映画でした。いや、決して重い内容ではないんですが・・・。
作品の詳細
作品名:ウィズ・ユー |
原作名:Digging to China |
監督:ティモシー・ハットン |
脚本:カレン・ジャンセン |
公開:アメリカ 1998年9月11日、日本 1999年3月20日 |
上映時間:98分 |
制作国:アメリカ |
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