一人の子供の養育権を巡って、育ての親と産みの親が法廷で争うヒューマン・ドラマ
ストーリー:シカゴの病院でソーシャルワーカーとして働くマーガレット(ジェシカ・ラング)。ある日、ゴミ捨て場で置き去りにされた黒人の赤ん坊が病院に運ばれてくる。赤ん坊の看護するマーガレットは、養母となることを決意。数年後、赤ん坊の実母が現われる。が、彼女は麻薬中毒で親としての自覚はなかった。二人は、子供を巡って法廷で争うことになる・・・。
出演:ジェシカ・ラング、ハル・ベリー、デヴィッド・ストラザーン、キューバ・グッディング・ジュニア、サミュエル・L・ジャクソン、デイジー・イーガン、マーク・ジョン・ジェフリーズ、ジョイ・リー、レジーナ・テイラー
★★★★★ 人種と親権
すでにティーンエイジャーの娘があるソーシャルワーカーのマーガレット。母親が麻薬中毒であったため後遺症の危険もあることをも承知で彼女は捨てられた黒人の男の子イザヤを養子として育てることを決心する。数年後、更正した母親が親権奪回を求めて現れる。法廷闘争が始まる。人種と親権をめぐる舌戦が繰り広げられる。幼いイザヤにとってはマーガレットがどこまでも母親。簡単に結論など出るはずのない戦いに観る者の心が大きく揺らぐ。法廷闘争でマーガレットは敗れる。驚くなかれ、話はここから更に予想外の展開を見せる。実に大きな問題提示がなされる。ハルが「X-メン」とは正反対の好演を見せている。ジェシカは「私はうつ病の女」で強烈な母親を演じて話題をさらったが、今回は人種を超えた止めようのない母親の愛情を観る者に強烈に訴えかけた。アメリカ社会の複雑な人種問題が提起されているヒューマンドラマ。
作品の詳細
作品名:代理人 |
原作名:Losing Isaiah |
監督:ステファン・ギルレンホール |
脚本:ナオミ・フォナー |
公開:アメリカ 1995年3月17日 |
上映時間:111分 |
制作国:アメリカ |
製作費:1700万ドル |
興行収入:760万ドル |
Amazonで探す |
Amazonプライムで視聴する(字幕版) |
Amazonプライム30日間無料体験を試す |
楽天市場で探す |