『映画』Mr.ホームズ名探偵最後の事件

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Mr.ホームズ名探偵最後の事件

Mr.ホームズ名探偵最後の事件

名探偵シャーロック・ホームズが人生最後に挑む過去の≪未解決事件≫!

ストーリー：豊かな緑に囲まれた海辺の家でミツバチの世話をしながら、穏やかな晩年を送っているシャーロック・ホームズ(イアン・マッケラン)。だがホームズには、死ぬ前にどうしても解かなければならない謎があった。30年前、優秀な助手にして記録係のワトスンが結婚してホームズのもとを去った日、ある男から奇妙な調査依頼が舞い込んだ。彼の妻が音楽教師の開く怪しげなレッスンで、亡くなった子供たちと“会話”しているというのだ。ホームズが尾行を始めると、彼女は夫の筆跡を偽造した小切手で預金をおろし、薬局で毒性の強い薬を購入する。夫の殺害計画かに見えた事態は思わぬ方へ転がり、ホームズは人生最大の失敗を犯して引退に追い込まれ、事件は未解決となってしまった。推理のカギを握る日本への旅から帰国したホームズは、家政婦の息子で10歳のロジャーに探偵の資質があることを見抜き、彼を助手にいよいよ捜査を再開するのだが・・・。

出演：イアン・マッケラン、ローラ・リニー、マイロ・パーカー、ハティ・モラハン、パトリック・ケネディ、ロジャー・アラム、フィル・デイヴィス、フランシス・デ・ラ・トゥーア、コリン・スターキー、真田広之

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★　後悔を未来へつなげる

歳をとって、後悔をごまかすために過去の栄光にすがる人もいる。若い世代に自分の過去を自慢しても、何の意味もない。しかし、後悔を語る事は、若い世代の道しるべになるだろう。同じまちがいをしないために。とりかえしのつかない失敗も、若い世代にわかってもらうことで未来へつながる。老人から少年に、そしてさらに次の世代に。新しい世代は、もっともっと優しくなれる。観察力はおとろえていないが、記憶力に自信がなくなり、さらに記憶自体も失われてくる。そうなってはじめてホームズは心から後悔できた。人を助けられなかった後悔ではなく、優しさがなかったという後悔。老人にも若い人にもぜひ観てもらいたい。

★★★★★　ホームズは実在した？

もし、ホームズが実在したら。きっとこんな感じなのか。鋭い洞察、推理力。そして論理的思考。小説をかなり忠実に再現したらしい。終戦直後の日本に旅行に行ったエピソードも面白かった。

★★★★☆　老いて生きる、ベストの方法

シャーロックホームズでも最晩年のホームズ。不幸な女性を殺人事件から防いだが、その人の好意を断ったため、その人が自殺した昔の事件を死ぬまでに記述したいが既に93才、記憶が戻らない。記憶回復の為にわざわざ日本まで行き秘薬を求めたが効き目はイマイチ。戦後間もない日本にちょんまげ紛いの人や、どうみても中国の風景等、最近の洋画では信じられない描写と不可解性。一人住まいの邸宅に住み込みのメイドと彼女の息子（少年）と仲良くなり暮している。老人には少年がよく合う。又、メイドも美人で中々のナイスバディ、二人は反目しあっていたのですが？老い、殺人事件、極東の日本、秘薬、寡婦と少年、色々な要素が話を複雑にしているが、最終的には良くまとまった傑作です。